お元気ですか、
河西数真()です。



人はどんな時に、
「死にたい」
と思うのでしょうか。



こんな記事を見つけました。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/20134



新型コロナウイルス感染症で、
心の支えだった夫を亡くし、
自身も感染して

もう無理……

と思ったあげくに
無理心中しようとした女性
についての記事です。



それまで人に頼っていたのが、
自分でやらなければならなくなり、
困難に押しつぶされたようです。



私も人に頼って、
何不自由なく生きてきました。



頼るものがなくなれば、
自分の力で生きていくのは
とてもしんどい。



もう無理……



疲れたときに眠りたくなるように、
しんどい現実に直面した時、
死にたくなるのです。



そして別の拠り所を見つけては、
一旦安心するけど
いずれ頼れなくなり死にたくなる
というループ。



死にたいと初めて思ったのは、
生まれた時です。



自分で呼吸しなければならない、
栄養も自分でとらなければならない、
体も動かさなければならない。



宇宙と一体化しているように、
漂っているだけでよかった
あちらの世界に戻りたいなぁ!



そう願って私が泣き叫んでも
その気持ちは分かってもらえません。



元気だ、と微笑むのです。



死にたいと泣き叫ぶ人間を
微笑んで見守るのが親というもの。



その気持ちは乗り越えられると
知っているからです。



ならば私も、
記事のような人を
微笑んで見守ることにします。



死にたいと思うことと、
死ぬことは別です。



思っただけでは死にません。



その違いを知らなければ、
死にたい衝動によって
そのまま死んでしまうんじゃないか
と恐怖を感じることでしょう。



自分の気持ちや衝動を
恐れるかもしれません。



そうして足がとまったり、
衝動にのまれて
暗黒に染まったり。



『インテグラル心理学』では、
同一化状態の病理
というように説明されています。



人は同一化状態から成長して、
差異化、統合という道を進んでいくのです。



肉体だけが自分であるという認識から、
心があることを知り、
心によって肉体を操作できるようになり、

心こそが自分だと認識した後、
感情だけに支配されるわけではないと知り、
心をコントロールできるようになる。

というように。



成長の道を知っていれば、
暗黒に染まりながらも
いずれ暗黒をコントロールして、
有効に使えるようになる。



そんな希望が持てます。

大げさに言えば、
世界の視え方が変わるのです。



『インテグラル心理学』は
世界の視え方が変わる本でした。

何度か読み返そうと思っています。

かなりお高いですが、
読む価値はあるかと思います。



あなたは世界をどのように見ていますか?



われわれは黒い無限の海に浮かぶ無知という平穏な島で生きており、遠くへ航海に出ようなどとは考えていない。科学はそれぞれの分野において努力を続けているが、これまではわれわれの害となることはほとんどなかった。しかしいつの日か分裂した知識がつなぎ合わされ、恐るべき眺望が開かれるだろう。現実とわれわれのおぞましい境遇が明らかになるのだ。――H.P.ラヴクラフト『クトゥルフの呼び声』
シスターかにかま



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ではまた、
自分自身を王様のように
「おもてなし」していきましょう。



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