お元気ですか、 私はジーナ。 とある名家に仕えるグリフォンです。 人間にとっては、 ”怪異”という存在でしょうか。 本日は 私の仕える名家について お話をしようと思います。 初代当主様は 聡明な生命科学の研究者でした。 妖魔に捉えられ、 牢獄で数百年を過ごしていた私を、 実験体にと大金を積んで お買い求めになられました。 妖魔の君主と対等に交渉する姿には、 妖魔も皆驚いたのだとか。 初代当主様には 大変優しくしていただきました。 私のようなものを飼うなんて。 その寛大さと 科学に向き合う誠実さ、 聡明さに私は惹かれ、 実験には進んで協力していました。 そのうちに私は、 恋に落ちていたのです。 初代当主様の研究のためなら、 妖魔を捉えてくるなど 容易いことでした。 逆上した妖魔が当主様を襲ってきても、 すべて返り討ちにしました。 当主様を変人扱いする 学会の上層部の方は 尽く殺しました。 その頃私の体には、 当主様とのお子がいたのです。 そして 当主様の研究が日の目をみたのは、 ある貴族の娘の脚を 治したことがきっかけでした。 大変感謝され、 多額の補助金をいただき、 社交界にも繋がりができました。 ですが幸せというものは 長くは続きません。 研究中の不慮の事故により、 当主様は亡くなってしまったのです。 私は悲嘆に暮れました。 手元には幼い我が子。 人と妖魔の血が混じり、 半人半妖となった半端者。 不老の存在。 ですが彼女の目に、 私はたしかに 初代当主様の面影を感じたのでした。 私は誓いました。 当主様との永遠の愛を。 お残しになられたこの子を育て、 この家を繁栄させていくと。 それから１００年と少し。 現在の当主は 愛しき初代当主様と、 恐縮ながら私の娘です。 今では立派にお家の指揮をとっており、 母としても誇らしい気持ちです。 家を守っていくためにと 魔女を連れてこられた時には 驚きましたが。 領地から出られなくなる呪いまでかけて。 魔女は双子なのだそうです。 朱き月の満ちる時、 双子は一つとなり奇跡を顕現させる。 我が娘、 現当主様が残していった言葉です。 えぇ、 現在当主様は代理をお立てになり、 妖魔の君主との”交渉”に出かけておられます。 当主様がお戻りになるまで、 魔女を守ることが私に課せられた使命です。 もちろん大切にしますとも。あの御方のように。 　ジーナ 　オモテの顔：メイド 　ウラの顔：怪異 というキャラを考えました。 今度遊ぶ 『ストリテラ　オモテとウラのRPG』 のシナリオ用にです。 ９月１７日（土） 多分２１：００から。 テキストチャットで遊びます。 見学ご自由。 途中参加、途中退室ご自由。 良ければ覗いていってくださいな。 https://ccfolia.com/rooms/lHY94X4_C ●あらすじ 　物語の舞台は、とある名家の館。 　そこには奇妙な噂があった。 　不思議な力を持つ魔女が棲んでいる、という噂だ。 　それは真実であった―なにを隠そう、一族の筆舌に尽くしがたいまでの繁栄には、魔女の魔法が大きく関わっていたのだから。 　そして、その大いなる魔法が再び解き放たれる刻を、館の者たちは待ち望んでいた。 　ある者は魔女（にくしみ）を葬るために。 　ある者は自由（やすらぎ）を得るために。 　ある者は名家（おもいで）を護るために。 　ある者は虚妄（いつわり）を剥ぐために。 　交錯する４人の思惑は如何なる結末を導くのか。 　華麗なる伝奇浪漫譚が、いま幕を開ける。 何か取り上げてほしいこと （ブログ記事などでも！） よく分からなかったこと 興味のあること 悩んでいること こんなふうになりたい！ こんなことしたい！ などあれば、 お気軽に返信してください。 ではまた、 自分自身を王様のように 「おもてなし」していきましょう。 メルマガへのご意見ご感想は、 TwitterでDMを送っていただくか、 ハッシュタグ 「#kanikamamm」 を付けてもらえばチェックします。 こちらのリンクから ハッシュタグ付きでツイートできます。 https://twitter.com/intent/tweet?screen_name=kanikama_jikoke&hashtags=kanikamamm このメールに返信、 という形でもオッケーですよ！ 感想・質問・ご意見などお気軽にどうぞ。 河西数真 購読中止|購読情報を管理する Twitter：https://twitter.com/kanikama_jikoke ブログ：https://jikokeihatsu-gekihen.com/ LINE公式アカウント：https://lin.ee/DaSUBcH