お元気ですか、
河西数真()です。



言わない方が人間関係が円滑に進む
と分かっているけど、
どーしても我慢できなくて
つい感情的に言ってしまうこと、
あなたはありませんか?



私は最近職場で、
つい感情的に反発してしまいました。



1期工事が一段落して、
2期工事の人員配置について
考えている計画を話している時。



私としては、
機械工事や電気工事が始まる頃、
業者が増えて管理が大変になるので
本社から誰か応援に来てもらおう、
と考えていました。



その考えを
プロジェクトマネージャーに話したところ、

「何でそんなに人がいるん?」

と問われる。



作業手続きの書類を準備しつつ
現場に目を届かせて
不安全箇所を是正していこうとすれば

外注さんが3人いても
社員が私一人では無理

という考えだったのですが、
「わしんときゃ外注2人でやっとったで」
と言われてつい、

「社員一人でやれと言うなら私には無理です」

と、反発しました。



続けてこれを言ったら
仕事を辞めることになるかな、
などと考えていたような気がしますが
心臓の音がやけに聞こえるくらいに大きく
ドクンドクンと鳴っています。

あー珍しいなと意識しつつ、
「コストのために安全を削る会社なんですね」
と正論じみたことを言い、

「それなら私には無理ですやめさせてもらいます」

昔の現場がどうだったかは知りませんが、
やってられるか! という気持ちを
言葉にこめました。




〜〜〜〜〜
正論で相手を攻撃したり、
感情が強く動く時、
人はその心の奥に何かしらの

大切にしたいこと
守りたいもの

を持っているのだと言います。



私の感情が強く動くなど、
1年に1回あるかないかの
大変珍しいことです。



だからこそ考えてみました。



私は何を守ろうとしているの?

それは私自身。
自己保身。



1期工事をやる中で、
私の体重は10kgほど減りました。

BMI17の危険なレベル。

これ以上仕事を頑張ってしまったら、
私死んじゃう。



冗談のように受け取られますが、
私は真剣です。



BMI23未満だと、
統計的に有為なレベルで
死亡リスクが高くなるという
国立がん研究センターの研究。

https://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/2830.html



痩せ過ぎはやばいんです。



同じ仕事をしている同僚で、
やはり私と同じように
10kgくらい体重が減った人がいます。



ある日風呂上がりに意識を失って
救急搬送されたそうです。



私も倒れちゃいますよ?



大手ゼネコンで
バリバリやってきた人と
同じレベルを求められても

おそらく私には一生たどり着けませんし、
たどり着こうとも思いません。



私は私自身を守るために
本社からの応援を頼むのです。

命の危機。




5年前の私なら、
違う答えを出していたでしょう。

がんばってみる、と。

それが成長につながると信じて。



そう思っていた頃の私は
もう取り戻すことができません。



会社を転々として、
失業保険ををもらいながら
半年くらいゆっくりしようかな、
なんて言っている
ゲーム仲間の生き方を見たことや、

大きな工事をやり終えて
限界を感じたこと。



関わってきた人や経験によって
いつの間にか、
世界の見え方が変わっていたことに
気がついてしまいます。



変わりゆく世界は、私たちと同じ。



”生存それ自体が孕んでいる絶対の孤独”
”モラルがないといふこと自体がモラル”



昭和の小説家、坂口安吾が
『文学のふるさと』
という短い評論で言っていたことです。



氷を抱きしめたような、
切ない悲しさ、美しさ



変わってしまった恋人の気持ちや、
冷めてしまった夫婦仲、
子供の頃の純粋な気持ち、
どこまでも走っていけると思っていたあの頃。



取り戻せないものが、
私たちの中にもあります。



今、あなたに世界はどう見えていますか?



5年後振り返ったときには、
溶けた氷のように見える
美しくて切ない”今”



今と一緒に人は消えてしまうのでしょうか。



あるいは大切な”今”をふるさとにして、
文学を始めるのも良いかもしれません。
シスターかにかま



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自分自身を王様のように
「おもてなし」していきましょう。



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