お元気ですか、かにかまです。
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私は、うつ病で外に出るのが怖くなり、1年程引きこもっていた時期があります。その時のことを書きたいと思います。
もし似たような状況で、
「なんとかしたい」
と思っている方の参考になればと思います。
うつ病になった経緯
実は、2度うつ病になっています。
一度目は部活で足を怪我して、練習もできず普段の生活でも不自由していた頃です。
「もっと練習して強くなりたいのに」
と思うばかりで、体がついてこないことがつらかったのだと思います。またその頃、友人が亡くなり、
「元気でやさしい奴だったのに・・それに比べて自分は・・」
と情けなくなり、何もやる気がおきず、授業にも出なくなりました。
「おかしい。自分はこんなはずじゃない」
などと思ったことと、もしうつ病だったとして悪化したら命が危ないという恐怖があり、心療内科に相談にいきました。診断として「うつ状態」とのことで、2種類の薬をもらって帰りました。
本当にうつ病だったのか、診断でうつといわれてうつ病だと思いこんでしまったのか、分かりませんが、薬を飲みながら大学に通ったり普通の生活をこのときはできていました。ただし、周りの方々には迷惑かけていたと思います。
二度目は、大学院で研究をしていた頃です。この頃、宗教団体の学生グループリーダーをしていて、私生活でのプレッシャーが大きかったです。また、日々実験を繰り返しては良い結果が出ず、研究費を浪費している自分に罪悪感を感じていました。
そしてバイトに行っていたある日、突然の不安感と動悸におそわれ、
「このまま死んでしまうんじゃないか」
という感覚に陥りました。その時には短時間で収まりました。
しかし、研究の進捗発表の日、激しい頭痛とめまいで大学に行けませんでした。そんな「逃げた自分」にますます罪悪感をもってしまい、引きこもり生活に入りました。自分の心と体が全くコントロールできない状態でした。
そんなことで?と思われるかもしれませんが、そんなものでした。うつ病になった経緯は以上ですが、原因としては睡眠不足や栄養不足、ということもあったと思います。うつ病は脳の症状で、脳の働きには睡眠と栄養がかなり影響するからです。
うつ病の治療
治療方法は、心療内科に通いながら処方された薬を飲む、という方法でした。一般的だと思います。心療内科のカウンセリングでは、通常は、「気分はどうですか?」程度のことしか聞かれなかったと思います。
薬が合わないと大変
一度、薬を変えてみましょうということで変えたことがあるのですが、ものすごく眠たく、幻覚のようなものに襲われました。薬は怖いですね。ちなみにその時は、ルボックスという薬から、フロキサンという薬に変えた時です。なんとか薬の名前を覚えていました。
薬の副作用も大変
主に、ルボックスとデパスという薬を飲んでいたのですが、この薬の副作用として「便秘」というのがあります。便秘くらい大したことないと思われるかもしれませんが、つらかったです。激しい腹痛に襲われ、出そうにも出せない、
「これが、糞詰まりか・・!」
本当にうつ病を治したいと思った瞬間でした。
治療に役立った考え方
本も読んだりしたのですが、「うつ病は心の風邪のようなもの、風邪と同じように誰でもなるし、ちゃんと休めば治る」という言葉を自分に言い聞かせていました。
ちゃんと1年程休んで、なんとか外に出られるようになりました。焦らず、しっかり休むことが大切だと思います。
うつ病になって変わったこと、意識していること
・他人の不幸に同調しない。他人の人生には責任を持てないのだから、せめて自分の人生に責任をもつ。
・宗教嫌いになった。宗教でうつ病は治らなかったので。
・「なんでもできる」という考えを捨てる。好きなことをする。
・余計な責任を背負わない。
おわりに
今では、うつ病になったことも良い経験だったと捉えています。この体験が少しでも役に立つと幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
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