お元気ですか、
アセンブリック教団代表
河西数真(かわにしかずま)です。
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最近『バルダーズ・ゲート3』
というゲームにはまっておりまして。
ゲーム・オブ・ザ・イヤー受賞の
人気タイトルですが、
ゲームのボリュームの多さでも話題となっています。
エンディング数は1万7000、
コンプリートに必要な時間は、
なんと200年だとか。
人生を3周くらいすれば、
遊び尽くせそうです。
まだ人生は1周目ですが、
大変面白いので
『バルダーズ・ゲート3』
の魅力についてお話します。
D&D5版を元にしたゲーム
『バルダーズ・ゲート3』の元は
RPGの元祖と言える、
ダンジョンズ&ドラゴンズ。
その5版。
紙とサイコロと鉛筆を道具として、
参加者同士で会話しながら
物語を進めていく
テーブルトークRPG(TRPG)です。
TRPGについては、
いくつか記事を書いていますが
それはのちほど。
ゲーム内での会話の中や、
扉の鍵を解除する時や、
罠の近くを通った時、
20面ダイスが振られます。
コンピューターをGMとして
TRPGを遊んでいる雰囲気があります。
歯ごたえのある戦闘(すべって転倒する)
難易度は選択可能ですが、
通常の難易度(冒険家)でも
歯ごたえのある戦闘が楽しめます。
初めてプレイした時、私は
ふ……
TRPGプレイヤーをなめるなよ、
自信家モード(ハードモード)だ!
と、自信をもって遊び始めましたが
ゴブリンに油瓶を投げつけられ、
体も足元もヌメヌメにされて
すべって転んだところをタコ殴りされました。
自信家モードでは、
一度ゲームオーバーになると
そこでキャンペーン終了です。
その後もカスタムモードとして
遊ぶことはできますが
セーブデータのバックアップがとれません。
最後にセーブされたのは、
負ける寸前……
何度ロードしてもゲームオーバーとなります。
セーブデータは一つで良いので
ハードディスク容量には優しいですが
プレイヤーには優しくないですね。
その他の難易度では
セーブデータをいくつか作れますので
詰まる前のところから
やり直し可能です。
全エンディングを遊ぶのは無理
そんなわけで難易度を変更して、
なんとかエンディングまで到達しました。
長かった……
いろんなところにイベントがあって、
ゴブリンに襲われている村があったり、
井戸の中で蜘蛛と戦うことになったり、
アンダーダークへの入口があって
飛び降りたらミノタウロスと戦うことになったり。
こっちに行ったら何が起きるんだろう
と楽しみにさせてくれるのですが、
後半疲れてきました。
そして現実に立ち返り、
全エンディングを見るのは無理と思いました。
完璧主義はいけませんね。
完璧ではないから人間なのだ
例えばAIにリスクを考えさせる時に、
フレーム問題というものがあります。
歩いて小石につまずいて転倒するリスク、
隕石が落ちてくるリスク、
地震が起きるリスク、
自動車が突っ込んでくるリスク、
前から歩いてくる人が刃物を隠し持っているリスク等、
考え出せばキリがないリスクを
すべて考えようとしてスタックする、というもの。
完璧さを求めれば、
AIであっても動けなくなる。
ある程度いい加減に
リスクを無視する能力を持っているから
人間は生きていけるという説が
SF小説の中であります。
Wikipediaにも以下の記載がありました。
有限の情報処理能力しかないロボットには、
現実に起こりうる問題全てに
対処することができないことを示すもの。
ロボットを人間に置き換えても問題ありません。
人間は現実に起こりうる問題全てに
対処することはできないのです。
面白い本は世の中に溢れているし、
ゲームもたくさんあるけど、
すべてを遊びつくそうとすれば
人生の儚さを思い知ることになる。
人間ができることには限界があって、
考えれば考えるほど
人生が虚しくなってくる。
だから現実の問題から目を背けたり、
問題なんてなかったかのように
無視したりするんですねえ。
そんなわけで最近は別のゲームを遊んでいます。
永遠にゲームしたい。
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