人生最後の日に何をするか

なめてる哲学

明日もし死ぬとしたら。
今日が人生最後の日だとしたら。

「そんなこと言われてもわからないよ」
と思いますか?

そうですよね、
明日死ぬなんて想像できませんし。

でもその一方で、
「本当に大切にしたいことって何だろう」
「人生最後の日に後悔したくない」
という思いもありませんか?

この記事では、
人生最後の日に何をすれば後悔しないのか
についてなめていきます。

本当に大切にしたいことは何ですか?

「明日死ぬ」について、
こんな動画を紹介していただきました。

家庭を持っている象が
人生最後の日を知らされて
仕事を断り、残された
家族との時間を大切に過ごした、
というストーリーです。

淡々と描かれる象の姿と
「一人の人が死ぬ」ということへの
メッセージの深さが対照的で
とても良い味を出しています。

コメント欄にも、

「涙が止まらなくなった」
「今という時間を大切にしようと思えた」
「身近な人との別れを思い出した」

という意見が多く、
高評価でした。

こういう動画を見て感動できる
というのは、
素晴らしいことだと思います。

身近に大切な人がいる、
あるいは、いた
ということなのですから。

きっと、
馬鹿にしてしまったり
笑ってしまうのは
失礼なこと、というか
寂しいことなんだろうな
と思います。

でも、
私は少しの違和感を感じてしまいました。

動画では、
仕事よりも家族の方が大切
ということが描かれているわけですが、
本当にそうなのでしょうか。

人生最後の日だとしても、
家族との時間ではなく、仕事を選ぶ。

それほどまでに打ち込める仕事がある
というのも、
幸せなことではないでしょうか。

そもそも、
人生のタイムリミットが分からなければ
大切にできない家族って、
本当に大切なものだったのでしょうか?

今までの大なり小なりの選択、
行動の結果が現状なわけですよね。

過去の一瞬一瞬を選んできた自分の
本当に大切にしたかったものって
「今」に含まれていると思いませんか?

残された時間が分かったから、
今までは間違いだった、
これからは大切にしようなんて、
ちょっとなめすぎてませんかね?

例えば
バニラ味とチョコ味とストロベリー味の
アイスクリームを売っているお店があったとして、
今までずっとチョコ味を食べていたのに、
来週閉店する、というのが分かった時に

「自分が本当に食べたかったのは
チョコ味じゃない。ストロベリー味だ」

と、言うようなものじゃないですか?

今までずっとチョコ味を食べてきたのは、
チョコ味が好きだったから
じゃないんですか?

全ての人にとって、
人生最後の日に大切にするべきものが
家族との時間だとは
限らないと思うのです。

あなたは何を大切にしてきましたか?

ちなみに私は、
チョコクッキー味が好きです。

後悔する理由

本当は今まで
大切なことしかしてこなかった
と言われても、
ピンとこないのではないでしょうか。

本当にやりたいことをやっているのなら、
人生最後の日に後悔することなんて
ありませんよね。

でも、
現実にはこんな後悔の声があります。

「自分に正直な人生を生きればよかった」
「働きすぎなければよかった」
「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」
「友人と連絡をとりつづければよかった」
「もっと幸せを求めればよかった」

ある看護師が、
死にゆく患者から聞いた言葉だそうです。

辛すぎますよね。

なぜ、
人は死ぬ前に後悔するのでしょう。

それは、
死ぬ前とそうでない時で
本当にやりたいことが変わるからです。

現場で安全管理をしていると、
よく見る現象があります。

普段から
「安全第一」
と言っている監督が
工期に追われてきたり
利益を出せというプレッシャーを受けると、
途端に危険行為を見逃したり、
危険な作業を指示したり。

そうして事故が起こって初めて後悔する……

お金も時間もない中では、
優先順位が変わってしまいます。

「安全第一」には
「お金と時間があるのなら」
というただし書きがつくことが多いのです。

安全を維持するために、
お金と時間を確保することも
安全管理の仕事ですね。

本当に大切にしたいことについても
条件が付いています。

「うまくいく保障があるのなら」
「人に迷惑が掛からないのなら」
「自分が傷つかないのなら」

なんて。

でもその条件こそ、
その人にとっての
「安全第一」なのでしょうね。

あなたは、
安全よりも大切にしたいこと、
ありませんか?

理想の「最後の日」

人生を工事だとするなら、
その最後の日は
完成した設備を引き渡す日です。

どんな一日が理想でしょうか。

工事であれば、
バタバタすることなく
お客様に満足してもらう、
終わった後はパーっと打ち上げ。

なんてのがいいですね。

人生においても
静かに一日を過ごすのがいい。

なんて思ったら大間違いです。

引き渡しなんてせずに、
「まだまだ工事終わってないんです~」

「天候に恵まれなくて~」
「いつ終わるか? 分かりませ~ん」
とか言って、工期延長してもらう方が
いいに決まっています。

人生は工事ではありません。

不安全行為上等、
工期遅れ望むところ、
終わらせるつもりなんてないのです。

あなたは
「理想の最後の日」
をどう過ごしますか?

きっと
「安全第一」では
過ごさないのではないでしょうか?

「安全第一」の疑い方

「うまくいかなくても大丈夫」
「人に迷惑掛けても大丈夫」
「自分が傷ついても大丈夫」

常識を疑って、なめきっていけば
本当に大切にしたいことに近づけます。

「安全第一」を
疑わない監督ほど実は危険です。

自分がどんな動機で動いているか、
どんな状況になったら
「安全第一」でなくなるのか
分かっていないということなのですから。

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