お元気ですか、かにかまです。
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ナポレオン・ヒルという人物を知っていますか?
『思考は現実化する』の著者として、自己啓発の分野では有名な人物です。
その有名な人物が、嘘つきだったとしたらいかがでしょうか。
「ウソをついていたのか、悪いやつだ」
と思うでしょうか。それとも、
「有名な人物を嘘つきだとけなして、反応を集めようとする新手の手法か」
と思うでしょうか。
私は最初に聞いた時、「ナポレオン・ヒルが嘘をついていたとは思えない」と思った人です。
しかし、嘘をついていたと仮定すると面白い、ということがわかりました。
仮定から私が出した結論は、ナポレオン・ヒルは中二病をこじらせていたのではないか、ということです。
今回はそんなお話です。
ナポレオン・ヒルは中二病だったと知ることで、身近な人として感じられるのではないでしょうか。
ナポレオン・ヒルがついた嘘
『思考は現実化する』が生まれた背景として、世界の鉄鋼王アンドリュー・カーネギーから直々に依頼を受けた、という話があります。そして20年間におよび、500名以上の人物にインタビューした結果、成功哲学を体系化することに成功したのです。
ちなみに、ナポレオン・ヒルの著作といえば、オナ禁本としても有名です。
(オナ禁775日はやり過ぎでしょう……)
近年の調査によってアンドリュー・カーネギーとナポレオン・ヒルには、接点がなかったということが明らかになりました。(オナ禁とかいってるから縁を切られたのでしょうか?)
現代日本で例えると、
「私は本田宗一郎氏から直々に自己啓発の体系化をするよう依頼され、500名以上の人にインタビューしてこの度完成させた」
と、ウソの発表をするようなものでしょう。なんか、マズそうですね。
まず、ホンダから「そのような記録は残っておりません。当社とは無関係です」という発表。そして、
「証拠は?」「クソワロタ」
と、2chやツイッターでも叩かれるでしょう。
ナポレオン・ヒルの時代には、インターネットなどのメディアは発達していなかったから、ウソでもみんな気づかなかったのでしょうか。
ともあれ、作り話で成功哲学を体系化することに成功してしまったナポレオン・ヒルは、すごいですね。
と、考えると、ナポレオン・ヒルが嘘で成功哲学をまとめたとは信じがたくなってきます。
しかし、信じがたいことを真実として仮定することで、新たな可能性に至ることがあります。
アインシュタインの相対性理論以前に、時間や空間が変化するという計算式がローレンツという人によって導かれていました。過去の論文を読んで理解して、一見信じられないことを真実として仮定することで、相対性理論は組み立てられたのです。
アインシュタインに習って、ナポレオン・ヒルは嘘をついて成功哲学を体系化させたと仮定してみましょう。
500人以上の成功者を研究して分かった成功法則(嘘)
ナポレオン・ヒルは、500人以上の人物をアンドリュー・カーネギーから紹介され、20年間に渡って研究することで、成功者に共通の法則をまとめた、としています。
自己啓発の中には、その人にしか当てはまらないだろう理論が多いです。その中で、500人以上を研究した結果であれば万人に有効な法則である確率が高い、と思いますよね。
ここで、500人以上の人物を研究したことが嘘だったとしたら。
ナポレオン・ヒルを学んでも成功できない、という言い訳に使えそうですね。
しかし逆に、500人以上の人物に共通する成功哲学を、空想で作ってしまったということになります。ナポレオン・ヒルは、空想によって成功哲学を体系化することに「成功した」といえるのです。
空想の力といえば中二病
「私は成功者だ」
中二病といえば、自己愛に満ちた空想、背伸びした言動などが特徴です。高いセルフイメージ、理想への挑戦、とも言えますよね。
ナポレオン・ヒルのプログラムには、中二病の要素が含まれています。例えば、「目標を具体的にする」というもの。目標を実現する臨場感を味わうこと、目標を達成した自分になりきること、などのノウハウです。
アニメのキャラクターになりきったり、理想とする人物の真似をしたり、という中二病と通じるところがあります。
学ぶは真似ぶ、心を真似しよう
学ぶの語源は真似ぶ、です。
ナポレオン・ヒルのノウハウを学びたければ、ナポレオン・ヒルの真似をすることが近道でしょう。真似をする時、表面上のノウハウではなく、その心や考え方を真似することが大切です。
まずは、ナポレオン・ヒルの思考を真似するため、中二病になりましょう。
まとめ:中二病のすすめ
ナポレオン・ヒルは中二病をこじらせていた、という話をお届けしました。
いかがだったでしょうか。
中二病になりたくなってきたのではないでしょうか。私もこれから中二病を研究していきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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