私が自己啓発教材に数百万使った理由

こんにちは、かにかまです。

今日は、私が自己啓発教材に何百万というお金を使った経緯・理由を思い出して書いてみます。

 

自己啓発に興味をもったきっかけ

中学生の頃、哲学書なんかを読み始めました。いわゆる厨二病というやつです。

中二病(ちゅうにびょう)とは、「(日本の教育制度における)中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語。 転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラング。「 」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での病気、または精神疾患とは無関係である。

出典厨ニ病とはーWeblio辞書

哲学書の中には、生きることついて考えさせられるものが多くあります。読んでいるうちに、自分はどう生きるのか、といったことを考えるようになりました。

そんな中学生の頃の夢は、普通のサラリーマンでした。

なぜかというと。勉強も一流にできるとは言えない、運動も友達が当たり前にできることができなかったりという劣等感がありました。

そして、ちょっと変わり者だった自分。そんな自分でも、ヒーロー(いわゆるすごい人物とか)に憧れて人生に高望みをしてしまう。そんな高望みをするのではなく、「普通」に満足して幸せに生きるんだ。「普通」「当たり前のこと」がありがたいことなんだぞ。

という想いがあったのです。

当たり前のことに感謝する、ということ自体は素晴らしいことだと思います。中学生の頃からそんなことを考えているとは、我ながら感心します。

「普通」を達成するために、高校から部活を始め勉強も必死でした。自分の中で「普通」が高い目標でした。

努力のおかげで、大学へ行くことができました。そしていろいろあってうつになります(笑)

まだ軽いほうだったとは思うのですが、外に出ることが怖くなり、1年程引きこもり生活しました。それまで考えていた「普通が難しい」が悪い意味で現実となりました。

それでもなにか仕事をしなければなりません。引きこもり生活を脱出し、薬を飲みながらなんとか就職した頃、こう思ったのです。

「そうだ、自己啓発しよう」

それは、目標をもって生きるといったためではなく、普通の日々を過ごすための一歩でした。なんとか仕事を辞めずに続けられるよう、自分の能力を高めようという想いです。その頃の自己評価、セルフイメージはとても低かった。そのため、セルフイメージに関する自己啓発教材からスタートしたのでした。

 

購入金額50万円、月一回の電話サポート

就職したばかりですから貯金はなく、50万円はローンです。今考えたら、普通の日々を過ごすという目的からいうと、高すぎる出費だと思います。しかし当時の私には、「普通」の価値が高かったのです。行動の背景には必ず、なにを大切に思うかという価値観が関係しているということですね。

サポートとして月一回電話があります。教材の使い方や、毎日続けられていますか、といった確認です。3ヶ月ほどして気付いたら電話がかかってこなくなっていました。

まぁ、なんとか仕事を続けられて体力も戻ってきていたので、効果はあったのかなと思います。

 

お金が貯まったころにやってくる営業電話

1年~2年経ったころでしょうか。ローンも払い終わり、貯金も少しできたころのこと。教材の案内電話がかかってきます。最初の切り口は、最近どうですか?等の状況確認、ちょっといい話、そして教材の紹介です。

その頃にはうつは治っており、この状態を継続したいように思っていました。しかし、自分の価値観がかなりぶれていました。

正直あまり思い出せないのですが、営業に釣られてほいほい教材を購入していたように思います。これは、いけないやつです。

そんな話が2回程あり、手元の教材は増えていきました(笑)

 

これで最後にしよう

最高峰の教材、ということで最後に購入したものが約100万円でした。最初から最高峰の教材だけ買っておけばよかったのでは、ともいえますが、セルフイメージが低い状態では購入する気にならなかったでしょう。すごく美人な人に会ったら、なんか気後れして話せなくなったりしませんか。そういうあれです。

ともかく、最高峰のものを手に入れたのだからこれで最後にしてしっかり自分の血肉にしていこうと決意したのです。以後も営業の電話が何度かかかってきましたが、流されずになんとか断っています。

教材にかなりのお金を使ってしまったわけですが、そのことを後悔しているかというとそうではありません。その時その時で最終的には自分で価値があると思って購入してきましたので。むしろよく決断したな、と自分では思っています。

その経験があるから、こうして情報発信できるのだと思います。

 

そんな教材のエッセンスを一部でもお伝えしていけたらと思っています。

 

お読みいただきありがとうございました。

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