うつ病をなめてる現場監督

うつ病

お元気ですか、かにかまです。
かにかまって何?⇒プロフィールはこちら。

現場監督をやっていると、
いろいろな苦労がありますよね。

早出、残業続きの日々だったり、
無理なお願いを聞かないといけなかったり、
工期のプレッシャーに押しつぶされたり、
言うことを聞かない職人や、
できない自分に文句ばかり言ってくる職人、
そんな自分を責める自分がいたり。

心を病んだ監督が自殺してしまう、
というニュースもあります。

でも、
楽しいことややりがいも多いのが
現場監督の仕事です。

ということでこの記事では、
うつ病をなめていきたいと思います。

うつ病が怖くて現場監督ができるか!

「うつびょうこわい」

「まんじゅうこわい」
という落語があります。

私はまんじゅうがこわい
と言っている人が隣人から嫌がらせで
まんじゅうを大量に投げつけられる
というお話です。

「あ~まんじゅうこわい~~」
と言いながら、
ぱくぱくおいしそうに食べて
「次は食後のお茶がこわい」
なんて言うオチでしたね。

同じように、
うつ病を怖がっていると
投げつけられるものです。

ちなみに私はお金がこわい。

うつ病になっても99.7%は死なない

うつを患っている時や、
社会復帰したばかりの時は
「またうつになったらどうしよう」
とか、
「うつになったら死んでしまうかもしれない」
という恐怖や不安に襲われます。

ですが実際には、
うつになっても死ぬわけではないのです。

厚生労働省の統計によると、
平成29年中の
年間自殺者数は 21,321人、
うつ病患者数は1276,000人です。

自殺の統計:各年の状況(厚生労働省)
主な傷病の総患者数(平成29年10月、厚生労働省)

単純に、
自殺した人全員の要因が
うつ病によるものとしても
うつ病の死亡率は1.7%程度です。

98.3%は死なないのですから、
ほぼ死なないですよね。

さらに統計を見てみると、
うつ病が要因で自殺した人は
4,278人なので、死亡率はもっと低く
0.3%程度となります。

問題だ問題だと言われていますが、
必要以上に恐れることはありません。

99.7%は死なないのですから。

それでもうつ病を怖がってしまう理由

「統計的に見て、99.7%は死なない」
と言われても、どういうわけか、
「自分が0.3%に入ってしまうかもしれない」
と考える人がいます。

なぜでしょうか。

2つの理由があると思います。

うつで自殺というニュースが
強烈な印象を持つこと。

うつになっても死ななかった人が
身近にいないため臨場感を得られないこと。

私たちには、
「自分の信じたいものを信じる」
癖があります。

たとえ実際には0.3%の出来事であっても、
それがニュースで報道されると強烈に印象に残り、
「うつになったら死んでしまうんだ」
と思い込んでしまうのです。

また、
うつ病になっても死んでいない人と
実際に会って話をする機会がないと、
「本当に死なないんだ」
という臨場感を得られません。

いくら頭で考えても、
臨場感がないと本当のこととは
思えないのです。

私の知っている人で、
3回心を病んで休職した人がいます。

私でさえ1回病んで懲りているのに
3回も心を病むなんてすごいですよね。

でもその人は死んでいません。

私も生きています。

少しはうつ病が怖くなくなりましたか?

残念なお知らせがあります

うつ病が怖くなくなったとしても、
もしあなたが現場監督の仕事で
心を病んだのなら、
残念ながら現場監督としては
一流にはなれない可能性が高いです。

人は本当に楽しいことをしている時には
多少ハードワークになったとしても
心を病みません。

趣味のために徹夜したけど疲れてない
ということがありませんでしたか?

心を病んだということは、
本当には楽しめていなかった
ということです。

そして、嫌々仕事をしている人は、
本当に楽しんでやっている人にはかないません。

お金持ちになる人は、
仕事を心から楽しんでいるそうですので
嫌々仕事をしていては、
おそらくお金持ちにもなれないでしょう。

もちろん、
現場監督として復職する
というのも本人の選択次第です。

ですが、
本当にそれが幸せなことかどうか、
良く考えた方がいいと思います。

あなたは本当に幸せになれますか?

嫌々仕事をするのも良くありませんが、
うつ病を怖がって
本当は好きなのに
現場監督をやめてしまうのも
もったいないです。

もしあなたが、
現場監督の仕事に魅力を感じるのなら、
覚悟をもってうつ病をなめてみませんか?

心を病んだらやめればいいだけですし。

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