お元気ですか、かにかまです。
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ポジティブ思考には毒があります。
このようにきいて、「そんなわけ、ねーだろ！」と思いますか？
たしかに、自己啓発のはじまりとされているニュー・ソートの牧師、ジョセフ・マーフィーも言っています。「ポジティブ思考でいることが潜在意識を健康に保ち、願いを叶える」と。
しかし、考えてみてください。行動せずに何かを成し遂げることができるでしょうか。憧れのあの子と付き合っている妄想にふけって、実際には声も掛けない。それでは、付き合うことは難しいですよね。……私という実例がここにあります。
将来やりたいことについて、ポジティブに話すけど実際に行動は何もしていない人。あなたの周りにもいませんか？
今回は、ポジティブ思考の毒についてお伝えします。
ポジティブ思考をするとダイエットに失敗する
心理学の実験で、ポジティブ思考をするとダイエットに失敗するという結果がでています。
ポジティブ思考によって、行動力が低下するからです。
実験では、ダイエットに成功した時だけを空想してワクワクしてもらったグループと、ネガティブな面を考えてもらったグループを比較します。
その結果、ネガティブな面を考えてもらったグループの方が、10キロ以上の差で痩せたのです。
ポジティブ思考が大切と思っていたのに、ちょっと信じられませんよね。
ですが、結果は数字となってあらわれています。ポジティブ思考をするとダイエットに失敗するという結果が。
ポジティブ思考が役に立つ時
ポジティブ思考は無駄ではありません。役に立つ状況があります。
それは、行動しても改善することではなく、耐えることが必要な時です。
自分の力ではどうにもならないことに直面した時、心の安定を得るために有効だからです。空想の力はすごい。
例えば昔の武将で、のどが渇いて部隊の気力が落ちてきた時に気力を出す方法として使っています。
「もうすこしいけば梅の木があるぞ！のどが渇いているやつはそこで梅の実をかじれ」
酸っぱい梅をかじることを想像して唾液で喉を潤して、部隊は気力を取り戻したそうです。
現代で言えば、ブラック企業に勤める場合。「つらい毎日を耐えることでこそ将来の成長があるんだ」と信じることで、ブラック勤務に耐えることができます。
ポジティブ思考は毒ですが、状況によっては役に立つのです。
ポジティブ思考の毒を薬に変える方法
あなたの切なる願いは何だろう？
なぜあなたはそれを実現しようとしないのか？ー『成功するにはポジティブ思考を捨てなさい 願望を実行計画に変えるWOOPの法則』
ポジティブ思考の毒を薬に変える方法として、メンタル・コントラスティングや「WOOP」という方法があります。
メンタル・コントラスティングとは、ポジティブ思考をした後にネガティブ思考をすること。
WOOPとは、メンタル・コントラスティングを発展させた次の４つの視点からなる思考法です。
- Wish（願い）
- Outcome（結果）
- Obstacle（障害）
- Plan（計画）
願いと結果がポジティブ思考、障害と計画がネガティブ思考といえるでしょう。
WOOPで思考することによって、「本当にやりたいこと」と向き合うことができます。願い・結果・障害・計画について考える中で、本当の願いが見えてくるからです。
「あの子と付き合いたいのに声も掛けないのはなぜだろう」
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