お元気ですか、かにかまです。
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ソーシャルレンディングで失敗した話をお伝えします。
※実体験です。お金がなくなることに対して、恐怖症やPTSDの方は閲覧注意してください。
まずは時系列で、おきたことを並べてみます。
- 2016年12月、ポイントサイトにて、ソーシャルレンディングというシステムを知る。
- 2017年1月:ポイント目当てで、ソーシャルレンディング登録、入金。
- 2017年1月:不動産ローンファンドに15万円投資。トータル8000万円のファンド。
- 2017年3月:自社グループに貸し付けていたことが明らかに。業務停止命令を受ける。
- お金を引き上げる選択肢を提示されたが、「まぁ、大丈夫だろう。
損したらある意味おいしい。」利益に目がくらんでそのままに。 - しばらく、月々1000円程度の利息が重なっていく幸せを感じる。
- 2017年12月某日:償還日(お金が返ってくる日)。未償還(返ってこない)の発表。貸付金返還請求訴訟をするとの発表。
- 現在に至る。
ソーシャルレンディングの仕組み
私がソーシャルレンディングという仕組みを知ったのはポイントサイトがきっかけです。
ソーシャルレンディングに登録し、入金すれば数万円分のポイントがもらえるということに惹かれて登録しました。
ソーシャルレンディングとは、個人から少額の融資を集めて企業に投資し、企業からの返済金(利息)で利益を得る仕組みです。
個人が企業に対して金貸し業をできるようにする仕組みといえます。
ソーシャルレンディングとは、第二種金融商品取引業者であり、貸金業者でもあります。2つの法律に基づいて運営されるものです。
- 金融商品取引法:投資者の保護
- 貸金業法:借りる人(企業)の利益の保護
ソーシャルレンディングの魅力
ソーシャルレンディングの魅力はなんといってもその利率です。年利10%を超えるものがあります。
15万円を年利10%で投資に回すと、1年間で1.5万円の利益です。少ないと思いますか?
72の法則というものがあります。利率で72を割ると資産が倍になるおよその期間が計算できるものです。
複利で回していった場合、7年と3ヶ月くらいで倍になるのが年利10%という利率です。
これで大金持ちも夢じゃない! と単純な私は考えました。
『バビロンの大富豪』という本にも、収入の一部を投資に回して、お金に働いてもらいなさい、って書いてありますしね。
世の中そんなに甘くない
ところが、投資してすぐに、そのソーシャルレンディング会社の融資先が自社のグループ企業だったことが明らかになりました。
企業に投資すると言いながら、自社グループでお金を回す自転車操業が実態だったんですね。
業務停止命令を受け、社長は交代したようです。
ソーシャルレンディング会社からは、「投資金を引き上げることもできます。真摯に対応していきます」との連絡を受けます。
が、なくなったらなくなったでネタになりそう、まぁ大丈夫だろう、という安易な気持ちで投資金はそのままにしておきました。
月々1000円程度積み重なっていく利息を見て幸せを感じる日々を過ごし、いよいよお楽しみの償還日を迎えました。
楽しみに管理画面を開くと……!
未償還の発表。
期待通りの結果に少し笑ってしまいました。
「償還日来たから返して」
「無理」
こんなやりとりが行われていたのでしょうか。
果たして返ってくるのか!? 私の15万円ちゃん!
15万円あったらできたこと
・自転車のホイールが買えた
戒めの言葉
- 高利率に惑わされるべからず
- 投資は自己責任で行いましょう
私はまた、16万円をソーシャルレンディングの海へ旅立たせます。怪しそうな、M&Aローンファンドです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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