人のことは分からなーいバイアス

お元気ですか、
アセンブリック教団代表
河西数真()です。
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「お前のことは分かっているから」

なんてドヤ顔で言われると、
イラッとしませんか?

お前に何が分かると言うんだ?

何を根拠に分かっていると思っているのか?

お前に理解されるほど
薄っぺらい私ではないわー!

と、ついつい反発したくなるでしょう。

少なくとも私は今まで、
「お前のことは分かっているから」
とか、
「私、人のこと分かっちゃうんだよね〜」
とか言っている人で、

この人は分かってくれている

と感じられる人に
出会ったことはありません。

分かったつもりの人ばかり。

所詮人は理解し合えぬ存在よ……

というような思いのことを、
人のことは分からなーいバイアス
と言います。

バイアスというのは、
偏りを意味する単語ですが、
ここでバイアスと言っているのは
思い込みのことですね。

(略)目標達成の原動力にもなる。
周囲には無理だと言われながら、
スポーツ選手がプロデビューを果たすとき、
往々にして思い込みが功を奏したのである。

Wikipedia-思い込み

目標達成へのエネルギーとしても
利用できる思い込みですが、
間違った方向へ向かっていく原因にも
なりかねません。

この記事では、
人のことは分からなーいバイアス
から自由になることを考えていきます。

住んでいる世界が違う

Wikipediaによると、

思い込みをする人は、
ある考え方に執着し、
合理的な推定の域を超えて、
固く真実だと信じ、
自分が正しいことを言うために、
常識・道徳・前例・先入観・慣習などを
根拠にすることがある。

しかし、こうした根拠が
他者と全く共有できないもの
である場合も珍しくなく、
合理的な説得をしても信じてもらえない。

ははぁ。

合理的な話が通じない。

例えば宗教にハマっている人とかですね。

考え方の根拠となる、
常識や道徳や、
前例・先入観・慣習などが
他者と全く共有できないものだから
話が通じないし、理解もされない、と。

エルフの世界、妖精界に住む私が、
物質界で生きる人間たちに
理解されないのは当たり前だったのです。

でも、分かることもある

住んでいる世界が違ったとしても、
分かることもあります。

例えばエルフの私にも、
人間たちがどんなことで悩んでいるか
分かります。

今日の晩ごはんを何にしようとか、
生き死にの問題とか、
人とちょっと言い合いになったとか、
肩が痛くて腕があがらないとか、

些細なことで悩む世界があることを
知っています。

それと、昨日こんな記事を書きました。

人は現実のみで生きているわけではない アンチ現実主義者の戯言

多分誰にも分からないだろう
と思いながら書いたのですが、

意外にも
「これがかにかまさんの世界観ですよね」
とコメントをいただきました。

エルフの世界があることを
知っている人もいたということです。

世界はつながっている

物質界と妖精界は
別々の世界のように思えますが、
実はつながっている説があります。

ハイエルフとなれば、
それぞれの世界を行き来できるそうです。

まだ少し寿命が足りませんね。

Youtubeへのコメントで、
こんなのを見つけました。

大事なことは、こういう音楽を作った人が
この現実世界に確かにいるということ。
ファンタジーの世界で作られたんじゃない。
僕らの世界で生まれた音楽なんだ。
だから、世界はつながっている。

踊りたくなる 楽しい ケルト音楽集 へのスライムさんのコメント

哲学的なスライムですね。

空想と現実の架け橋

人のことは分からなーいバイアスですが、
分からなーいというのは、
世界がつながっていなかったから。

自分の住む世界から一歩も出ずに、
相手を理解したと思い込んではならぬ。

エルフの長老も言っていました。

自分の世界から
一歩でも出たことがあるなら、
他の世界があることを知っており、
少なくとも
世界が違うことは理解できるのじゃ。

ということは。

分からなーいをなくすためには、
自分の世界と外の世界とをつなぐ
架け橋が必要なのでしょう。

どこに架け橋をかけるのか

どうやってかけるのか

それは
ハイエルフになってみなければ分からぬ……

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