お元気ですか、かにかまです。
かにかまって何?⇒プロフィールはこちら。
『ウルフオブウォールストリート』
という映画を見ました。
アマゾンプライム会員なら、
無料で観ることができます。
- 2013年公開
- 179分
この映画を観て、
「セールスマンかっこいいな」
と思いました。
数年前の映画ですが、
感想をお伝えしますね。
あらすじ
セックス、金、権力、ドラッグ。
現実とは思えない
衝撃的な実話を映画化したのは
巨匠マーティン・スコセッシ監督だ。
レオナルド・ディカプリオが演じたのは
ニューヨークに住む、
富と名声に貪欲な若手の株式ブローカー。
不正が横行し果てしのない欲望が渦巻く街に住む
その男の名前はジョーダン・ベルフォート。(アマゾンの商品ページより)
ジョーダン・ベルフォートという、
実在の人物をモデルにした映画です。
どんな人物か、概要は以下の通り。
1990年代に株式仲介会社を設立し、
投資詐欺で荒稼ぎ。
金、セックス、ドラッグに溺れ、
パーティーを繰り返して遊びつくす。
1998年には証券詐欺と資金洗浄で起訴された。
22ヶ月の服役後も、
講演活動や本の執筆、
映画の権利収入にて
約180万ドルを稼いだと言われる。
(Wikipedia参照)
実在の人物が、どのようにして
お金持ちになったか、
お金持ちになってどうなったかを
描いた作品です。
言い方は悪いですが、
クソ野郎の映画です。
印象に残ったシーン
印象に残ったのは、
ジョーダンが独立起業し、
仲間を集めているシーンです。
何かしらの商品や、
マリファナを売っている
セールスマンを集めて、この言葉。
「僕にこのペンを売ってみて」
答えるのは、
マリファナを売っているセールスマンです。
「このクソなペンを? ふん。
ちょっと、ナプキンの裏に名前を書いてくれ」
「できない」
「なんで?」
「ペンがない」
バンッ(ペンをアピール)
無理やりペンの需要を生み出した、
すばらしい、とこの人物を賞賛します。
物を売るとはどういうことか、
考えさせられるシーンでした。
かにかまの感想
クソみたいな投資商品を売ったり、
詐欺的に利益を出している姿が
描かれますが、それでも
「セールスマンかっこいい」
という感想をもったのはなぜでしょう。
感情が動かされる理由を考えてみました。
- 己の欲望に正直
- 仲間との盛り上がり
- クソにも価値を付けて売るというスキル
映画で描かれるこれら3つが、
「あこがれ」の原因かもしれません。
己の欲望に正直
ジョーダン・ベルフォート、
ヤりまくりなんですよね。
倫理的にどうなの、って部分は
あると思いますが、
欲望を抑圧しがちな私からみると、
欲望に正直、というのはある意味
かっこいいと感じます。
黒い気持ちって誰しもあると思うんですよね。
その気持ちに正直になると、
救われることがあります。
仲間との盛り上がり
モティベーショナルスピーカーとしても
有名なジョーダン・ベルフォート。
人の感情を強く動かしたり、
盛り上げるスピーチが得意です。
仕事、稼ぐことに対して
チームを前向きにさせていくスキルは
羨ましいですね。
現場で一緒に働く仲間が、
「よし! 仕事が受注できた」
とガッツポーズをすることがあります。
小さな会社だと、仕事が切れるかどうか
大変不安です。
仕事がなくなれば、毎日片付けばかり。
「貴重な人生の時間を、無駄にしている」
そう感じる日々を過ごすことになります。
一度でもそんな日々を経験していると、
仕事がとれたという喜びに共感します。
仕事に対して前向きな仲間の姿は、
元気を与えてくれるものです。
そして、人を前向きにさせていくスキルを
持つ人は、かっこいいと思いました。
自分の仕事にも活かしたいものです。
クソにも価値を付けて売るというスキル
クソなペンにも、
無理やり必要性を生み出して売るというスキル。
いいですよね。
だってそのスキルがあったら、
稼ぎ放題じゃないですか。
まぁ、ジョーダン・ベルフォートは、
荒稼ぎした結果、FBIに捕まってしまうのですが。
セックス、ドラッグ、投資詐欺に
はまっていた彼でしたが、
出所後も講演活動や自著の発表、
映画化もされて大人気です。
クソ野郎の人生でも、
需要を生み出すのが、
セールスやモチベーショナルスピークの
スキルです。
クソな人生でも、
無理やり価値を生み出して売る。
その姿が、かっこいいと思わせる
理由なんだと思いました。
理想のシーンはこんな感じです。
「僕に人生を売ってみて」
「このクソな人生を? ふん。
ちょっとやりたいことをやってみてくれ」
「できない」
「なんで?」
「○○がない」
バンッ(その人の人生をアピール)
こういう具合に、
人生を売り込めたらなぁと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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