お元気ですか、かにかまです。
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最近、イスラム教の本を読みました。
「イスラム教ってなんだか怖い」
そんなように思っていませんか?
本を読んでいると、これってイスラム教と仏教の共通点なんじゃないか、と思うことがあったのでお伝えします。
多様性
偏った視点かもしれませんが、多様性がイスラム教と仏教との共通点です。その根拠は以下です。
イスラム教の神には99の名前がある
イスラム教は一神教だと思われていますよね。唯一神アラーです。しかしアラーには99の名前があることを知っていましたか?
アラー、ラフマン、ラヒーム。神、全てに慈悲深きお方、慈悲深きお方、というような具合です。
日本語にすると、ラフマンとラヒームの違いが分かりにくいですね。ラヒームの方は厳しさを併せ持った慈悲、というような意味合いになるようです。
ラフマンは母親の愛、ラヒームは父親の愛、というようなイメージでしょうか。
イスラム教において、神の名前で最も偉大な名前はアラーですが、神の様々な側面を表した名前が99もあるということです。神の持つ多様性といえるのではないでしょうか。
仏教の多様性
仏教のもつ多様性として、「十界互具」というものを紹介します。これは、命のもつ10の特徴を表現したものです。
- 仏界
- 菩薩 (ぼさつ) 界
- 縁覚 (えんがく) 界
- 声聞 (しょうもん) 界
- 天上界
- 人間界
- 修羅界
- 畜生界
- 餓鬼界
- 地獄界
ここで、「互具」というのは互いに備えているということです。仏の中にも鬼の命があり、地獄の絶望の中に生きる人にも仏の命があるのです。十界のうち、どれが最も強く出ているかの違いです。
この考え方をもつことで、どんな時にも希望を失わずに生きることができるでしょう。また、仏の持つ様々な顔、という意味で多様性を表現していると思います。
神=仏=命と考える
イスラム教では、偶像崇拝が厳禁とされています。唯一偉大な神を偶像で表現することで神聖さを穢していると考えられるからです。
そのためイスラム教的にはタブーなのかもしれませんが、神=仏=命と考えるとイスラム教と仏教の共通点が見えてきます。
命には様々な側面があり、絶望の中でも希望を見つけられるということです。
まとめ
神=仏=命と考えると、イスラム教と仏教の共通点が見えてきます。正しい視点ではないかもしれません。
ただ、考え方・宗教の違いによって争うことがなくなるといいな、と思っています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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