お元気ですか、
アセンブリック教団代表
河西数真(かわにしかずま)です。
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会話とダイスを使って進めていくゲーム、
TRPG(テーブルトークRPG)の中に、
『ソード・ワールド2.5』
というものがあります。
日本では割とポピュラーな
ファンタジーTRPGです。
TRPGについてはこちらの記事を。
ゲームの舞台ラクシアは、
エルフとかドワーフとかがいる、
そういう世界です。
最近ハマってましてね、
睡眠時間が少なくなりがちです。
いろいろ職業というか
技能があるのですが
その中でも私が選びがちなのは
前衛技能です。
なんか、
最前線に立って戦うって
かっこよくないですか?
この記事では、
『ソード・ワールド2.5』の
前衛技能についてなめていきます。
前衛技能とは何なのか
防御を固めて前衛に立てれば
魔法使いだってなんだって前衛説。
そのような説がありますが、
ここでは前衛に立つことを
前提とした技能について
考えていきます。
ファイター「そんな装備で大丈夫か?」
まずはファイター(戦士)です。
鎧やら盾やら両手武器やらで武装した
標準的かつこれを選んでおけば間違いない
という前衛技能です。
堅い、タフな戦士とするもよし、
攻撃に特化してもよし、
魔法と組み合わせてもよし、
とても万能な技能だと思います。
レベルを上げると自動的に
HPがアップする特技や
攻撃力を高めたりする
宣言特技を複数回宣言できる特技
などを覚えていきます。
私もファイターキャラを作成し、
味方を守る盾戦士にしよう
と思っていましたが、
能力値ダイスに恵まれず、
筋力が足りないため
重い鎧は装備できず
器用さが低くて攻撃は当たらない
そんな悲しみにくれました。
筋トレって大切です。
フェンサー「筋力だけが全てじゃない」
続いてフェンサー(軽戦士)です。
ファイターと比べると、
軽い装備しか扱えない
という特徴があります。
その代わりに、
攻撃がクリティカルしやすい、
成長がちょっとだけ早い、
習得する特技によっては
なんかいろいろできる、
テクニカルな技能です。
私もフェンサーキャラを作成し、
周囲の罠発見や
宝箱の鍵開けなどを行う
スカウトという副技能と兼用しました。
軽装備のため、
回避力にペナルティがなく、
「当たらなければどうということはない」
そんなキャラを目指して
敏捷特化で成長させようとしましたが、
ダイスに恵まれず、
敏捷があまり成長しなかったため
微妙に攻撃に当たる、
重い武器も持てないから
攻撃力も微妙、
そもそも魔法は回避できない
HP少なくて死ぬ
そんな悲しみにくれました。
耐久力って大切です。
プリースト「回避などいらぬ」
プリースト(神官)は、
いわゆる回復役ですが、
鎧の装備などに制限はないため
ガチガチに装備を固めれば
前衛に立てます。
その代わり、
実は前衛技能ではないため
攻撃命中、回避ができません。
なに、
ダメージを受けた分、
回復すればいいのよ。
信仰する神様によっては、
近接攻撃を受けた時に
カウンターダメージを与える魔法
とかもあるので、
前衛に立つことを前提とした技能
だと私は思います。
そういうわけで
ガチガチプリーストキャラを作成しました。
そこらのファイターよりも
防御力は勝ります。
成長ダイスにも恵まれて、
耐久力も多めでした。
ただ……
敵によっては
直接ダメージばかりではなく、
石化攻撃というのを
使ってくるやつがいるんですよね。
石化していくと、
器用さや敏捷が減少し、
0になると完全に石になります。
命中も回避もできないんだから、
器用も敏捷もいらね、
と思っていたので
即石化です。
悲しみにくれました。
やはり、
やられるよりも先にやることが
大切なのではないでしょうか。
グラップラー「連続攻撃! 投げ!」
そこで
攻撃型のグラップラー(拳闘士)です。
フェンサーよりも
装備制限が厳しく、
布しか装備できません。
ほぼ防御力0です。
その分攻撃的な特徴が多く、
殴りや蹴りなら
2回攻撃できたり、
相手を投げれば転倒させて
他のメンバーにタコ殴りしてもらう
というようなことができます。
レベルが上がれば、
敵の攻撃に対して
カウンターできるようにも。
私は投げ主体の
グラップラーキャラを
作成しました。
器用さにもそこそこ恵まれて、
正直……強いです。
しかも防御力が紙だから、
仲間にも心配してもらえたり
かばってもらえたり。
おいしいです。
でもなぜでしょう。
どこかでつまらなく感じてしまうのは。
活躍できないわけじゃない
仲間にもチヤホヤされる、
まではいかないにしても
役立っている感覚はある、
成長させればもっと
行けるんじゃないか
という気もする。
悲しみにはくれませんでした。
ただどこか、
大切なことを
見落としているような気がします。
前衛職に向いている種族
大切なこと、
それは種族についてかもしれません。
ソード・ワールド2.5の世界には、
人間だけではなく、
エルフやドワーフ、
獣人間や竜人や樹木人間、
機械人間、宝石人間など
様々な種族が存在しています。
前衛職に向いている種族は
どれなのかを考えてみましょう。
といっても私は
人間、エルフ、ドワーフしか
作ったことはないのですけどね。
スタンダードな人間
人間は平均的な能力を持っています。
何をやってもそこそこ、
悪く言えば器用貧乏です。
そんな人間ですが、
一番の特徴は
ダイスの出目をひっくり返せること。
1回だけですが、
出目7で命中するのなら
必中攻撃できたりするのが強いです。
私もはやく人間になりたい。
速くて賢い優しき水なエルフ
ファンタジーといえば、
やはり耳の尖ったエルフ。
ソード・ワールド2.5のエルフは
水に縁の深い種族のようで、
水中で発声できたり
行動にペナルティがなかったりします。
また、毒と病気に強い
という特徴も持っており、
健康的ですね。
ただし体力的な面が弱く、
攻撃は回避するなり
受け流すなりしないと
死んでしまいます。
あぁかわいそうに。
背の低いドワーフ
もうひとつ
ファンタジーの定番といえば
ドワーフではないでしょうか。
背が低くて
器用さが高い、
体力もそこそこ、
精神力も高め。
種族の特徴で、
炎ダメージを無効にしたりできます。
器用さが高いから
攻撃が命中しやすく、
精神力も高いので
魔法にも耐えやすい。
前衛として優秀そうですよね。
ただし回避力はありません。
その他の種族
他にも、
トカゲ人間や獣人間など
あるのですが、
キャラを作ったことがないので
また後ほど書きますね。
前衛に求めるもの
種族について書いてみましたが、
いまだ何が
見落とされている大切なことなのか
わかりません。
そこで改めて、
どうして前衛をやりがちなのか
を考えてみます。
防御なのか攻撃なのか
敵の攻撃を防いで
後衛の仲間を守る
防御型の前衛なのか、
高いダメージで敵を倒す、
攻撃型の前衛なのか。
実際にはどちらも
程々に求められることが多いですが、
どちらをやりたかったのでしょう。
防御型をやろうとしては
「攻撃力もほしい……」
といい、
攻撃型をやろうとしては
「前線に立つ能力もほしい……」
といい、
かといってバランス型をやろうとしては、
「器用貧乏……どちらかに振り切りたい」
という。
自分にないものほど
羨ましく思えるものですね。
共通しているものとすれば、
「もっと役に立ちたい」
という気持ちでしょうか。
それともただ、
「目立ちたい」
という気持ちかもしれません。
役立たずでも目立たなくても
役に立てる方が、
ゲーム的には有利ですし、
目立ったほうが楽しめる
ということもあるでしょう。
そうではなく、
役に立てなくても
目立つことがなくても
前衛をやりたいのだとしたら
その理由は何なのか。
考えてみましたが、
それはどこかで
後衛は守られている
守られていなければいけない
そう思っていて、
自分自身が守られる存在であることが
嫌だったような気がします。
役立たたずでも目立たなくても
誰かに守られるのではなく
「自分の力で立ちたい」
「別に苦労してもいい」
そういう気持ちが
前衛職を選びがちな
原因だったように思います。
きっと勘違い
前衛だからといって
誰にも守られていない
というのはきっと勘違いです。
後衛魔法職から、
回復や補助をもらってこそ
生き延びられたりするし
守っているつもりが
守られているのは自分でした。
よくある話です。
これはゲームの話でしたが、
現実でもそういうことが
ないでしょうか?
「自分の力で何でもできる」
そんな勘違いをして、
余計な苦労をしたり、
友達をなくしたりする人。
もっと楽な生き方が
あるかもしれないのに。
ということで私も今度、
後衛職で楽をしてみようと思います。
あなたにも何か
自分を縛り付けていたり
苦しめていたりする
「勘違い」
気付いていないことがありませんか?
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