罠をなめてる

ゲームをなめてる

お元気ですか、
アセンブリック教団代表
河西数真()です。
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あなたは毎日、
ドキドキワクワクするような
日々を過ごしていますか?

特に頑張るということをせずとも
時間が経てば一日が終わって
今日と変わらない
明日がやってくる。

そんな毎日の繰り返しで、
「歯ごたえのない人生だ」
と思うことはありませんか?

本当はもっと、ハリがあって
やりがいのある仕事や
信頼できる仲間に囲まれて
冒険に繰り出すような
毎日を送れたらなぁ。

と思うことは?

ファンタジーゲームに登場する
主人公のように。

この記事では、
そんなファンタジーについて
なめていきます。

罠のある毎日

先日、
こんな本を買いました。

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罠に関する本で、
即死系のトラップや、
人を馬鹿にしたような
冒涜的な罠まで
楽しく読める本です。

グリムトゥースというのは、
罠のスペシャリストの名前らしく、
冒頭に挨拶してくれています。

楽しむことだ、死が待ってるんだから。
あんた、死ぬ運命にある人間なんだろ?

たしかに誰しも、
死ぬ運命からは逃げられません。

寿命で死ぬ人もいれば、
落し穴に落ちて死んだり、
毒ガスの罠にかかったり、
アロースリットの罠で
撃ち抜かれたり、

腐った肉を食べてしまって
死ぬ人もいるかもしれません。

どんな死に方をするにせよ、
死ぬ瞬間まで楽しめたら
よさそうですよね。

またこの本には
こんな注意事項が書かれています。

この本に収められた罠は、
ゲームで使用するためだけに
デザインされている。

これらを現実に作ることは、
人に害を及ぼしかねない。

というわけで、
そのような真似は思いとどまるよう
強く警告する。

そうですね。

現在社会で普通に過ごしていれば、
ゲームに登場するような
罠にかかることはないのです。

ファンタジーと現実を
混同してはいけませんね。

現実的な罠

一方、現実にも
罠がないわけではありません。

例えば猟師が使う罠には、
獲物の足を封じるくくり罠、
檻に閉じ込めてしまう箱罠
などがあります。

ゲームのように派手ではなく
複雑でもありませんが、
獲物からすれば、
危険性の高い罠です。

高確率で殺されてしまうのですから。

もちろん、
罠にかけたらそれで安心
というわけではなく、
獲物も必死に、
文字通り命をかけた抵抗をするから
危険なのだそうです。

単独で行う「罠猟」の危険性

獣をなめてはいけませんね。

あなたの背後に忍び寄る罠

猟師の罠はさておき、
もっと身近にも罠はあります。

建設のお仕事で、
図面にミスがあったり

新しく買ったパソコンが
初期不良でうまく動かなかったり、

スピード違反の取締をしていたり、

開いてるだろう
と思って行ったラーメン屋が
「臨時休業」だったり。

地味な罠たちですが、
危険性は様々です。

設計図が間違っていたら
現場で苦労したことが水の泡です。

パソコンがうまく動かなかったら、
イライラします。

取締にひっかかると、
お金を失います。

「臨時休業」の罠にかかると、
食べようと思っていたラーメンを
食べることができません。

あなたの周りにも
似たような罠がありませんか?

安全第一というファンタジー

このように、
私たちの身の回りには
罠がいっぱいあるにも関わらず、
世間では「安全第一」
という言葉がうそぶかれています。

いくつかの罠で痛い目をみたあなたなら、
「安全第一」という言葉すらも
罠なのだと気がつけるかもしれません。

どこまでいっても、
「安全である」という状況はなく、
そう思った時には
すでに罠にかかっているのです。

でも仕方のないことではあります。

技術の発展によって私たちは
危険な獣からも身を守ることができ、
暑さや寒さのような
自然環境における危険すらも
エアコンなどでコントロール
できるようになってきている。

労働災害の発生率も下がってきて、
確実に安全には近づいている。

けれどその一方で、
日常から危険がなくなることで
危険感受性を失った人たちが
増えていることも事実のようです。

危険であることが分からなければ、
つい腐った肉を食べてしまうのも
仕方ありません。

あなたはそんな、
思い込みの罠にかかっていませんか?

そしてついつい、
日常にもゲームのような危険性を
求めてしまったりしていませんか?

そういうのは
ファンタジーの世界だけでやって
現実世界ではもっと安全に、
なめて生きていきませんか?

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