お元気ですか、かにかまです。
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人には後回しにする心理があります。
昨日も、私は洗濯機がいっぱいになるほど洗濯物をためてしまいました。
「あ、またいっぱいになるまでためちゃったな」
このように思った回数は数知れません。そして2回に分けて洗濯するのです。
洗濯物に限らず、生活のあちこちで後回しにする行動パターンが見られます。
部屋の掃除、食器洗い、ご飯作るのと食べること……
あなたは、何を後回しにしていますか?
さて、今回は後回しにする理由をお伝えします。
大して大事なことと思っていない
まずは、優先順位の問題です。
例えば、洗濯するよりも本読みたいとか、ゲームしたい、というように優先順位が低いため後回しになります。
大して大事なことと思っていないから、尻に火が付いてはじめて「あ、やらなきゃ」となるのです。
意志力の消耗
忙しいときや、悩みにとらわれているとき、人はリアルMPとでも呼べる「意志力」を消耗します。
意志力には、「やる力」「やらない力」「望む力」の3種類があります。
「やる力」は、洗濯をしようと行動を起こす力。「やらない力」はゲームをだらだらやらないよう自制する力。「望む力」は本当にしたいことが何かを認識する力です。
仕事を一生懸命やったり、困難な問題に向き合った後、私たちには、もはや「やる力」は残っていないのです。
すぐにご褒美が欲しいおサルのせい
人は、長期的な利益やリスクは割り引いてしまいます。(ジョージ・エインズリー『誘惑される意思』参考)
先々考えていると生きていけなかった原始時代から持っている、生き延びるためのクセによるものです。
例えば、明日1万円もらうのと、1年後に1万1千円もらうのとどちらを選びますか? と聞かれると多くの人は1年後の1万1千円を選びません。1年で10%の利益を投資で出すことは難しいにもかかわらずです。
そういうわけで、2日後に洗濯物をいっぱいにしないことよりも、今ダラダラすることの方を選んでしまうのです。
↓このTED動画おもしろいので見てください。
完璧主義
人は何かを完璧にやりたいと思っている時、後回しにすることがあります。
「まだ、準備ができてないから、もっと勉強してからやろう」
私も、完璧に洗濯しようと思いすぎて洗濯物がいっぱいになるまで後回しにするのかもしれません。
現状への満足感
現状に満足している時、人は行動しなくなります。
「洗濯物がたまってるけど、そこそこ良い生活」に満足してしまうので、後回しにするのでしょう。
積み上げ思考
積み上げ思考と逆算思考という思考の分類があります。
積み上げ思考とは、今の行動を継続することで目的地にたどり着けると考えること。
対して、逆算思考とは、目的地から逆算して今の行動を選ぶこと。
だから、今の行動を継続していれば洗濯が終わるだろうという積み上げ思考では、いつにたっても洗濯が終わらないのです。
洗濯を終わらせるためには? から考える逆算思考が必要です。
後回しにも良い所もある
それは、頭の中に「あれをやらなければ」という思いが残って、考え続けるということです。それが独創的なアイデアにつながります。
『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』の著者、アダム・グラント氏のTED動画があります。
この動画では、後回しにすることでずっと頭の中に課題が残り不快な気分を味わうことが独創的な人の特徴だといっています。
時には、「洗濯が終わらない不快な状況」を味わうことが、独創的なアイデアにつながるのかもしれません。
まとめ
私が洗濯を後回しにする理由をお伝えしました。
- 大して大事なことと思っていない
- 意志力の消耗
- すぐにご褒美が欲しいおサルのせい
- 完璧主義
- 現状への満足感
- 積み上げ思考
以上の6つが後回しにする理由です。
しかし、後回しにすることも時には独創的なアイデアにつながる、ということで後回しにしてしまう自分を正当化しようと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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