睡眠と思考

思考・感情との付き合い方

お元気ですか、かにかまです。
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最近は天気も良いためか、日中に眠たくなります。休みの日などは、ついお昼寝しすぎてしまうことがあります。寝られるって幸せですよね。

さて、今日は睡眠に関する本を読みました。

睡眠不足で目をこすっているときなど、思考力も鈍っていると感じませんか?また、昼休み明けの会議、あるいは授業中など眠気に襲われませんか?

私は睡眠不足で、運転中に一瞬意識が飛んで気付いたら反対車線を逆走していたことがあります・・危ないですよね。

厄介な眠気ですが、なんとかならないのでしょうか。睡眠改善の参考になれば幸いです。

 

睡眠中に脳はなにをしているか

気になって結構調べたのですが、どうもはっきりとしたことは分かっていないようです。調べたことをまとめておきます。

 

睡眠中の脳波

睡眠中は起きている時よりも脳波が長くなっています。

起きている時の脳波:α波~γ波(8~70Hz)

睡眠時の脳波:δ波~θ波(0.5~8Hz)

 

レム睡眠とノンレム睡眠

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠という段階があり、ノンレム睡眠はさらにステージ1~ステージ4に分類されます。睡眠初期はノンレム睡眠へ入っていき、およそ90分毎にレム睡眠に入ります。

 

レム睡眠

体は深く眠って脳は活動している状態。といわれており、そう思っていましたが微妙に違うようです。

レム睡眠中に、脳では記憶や情報の整理をしています。起きている時よりも活発に動いていることもあり、体を動かす神経がつながっているとおかしな動きをする可能性があるため、運動神経をシャットダウンしている状態のようです。脳が起きている状態に近いので、レム睡眠中に起きるとすっきり起きられるともいわれています。

赤ん坊の頃ほど、整理する情報が多いためレム睡眠が長いそうです。新しい体験ばかりですしね。

 

ノンレム睡眠

ノンレム睡眠は、レム睡眠とは逆で体は起きて脳が眠っている状態です。ステージ4からステージ1の順で眠りが浅くなっていきます。ノンレム睡眠の時間は年齢にほぼ関わらないようです。若くても歳をとっても、脳は同じだけ休まないといけないんですね。ノンレム睡眠中は、脳の疲れやストレスをとっています。

 

金縛りと夢遊病の関係性

金縛りはレム睡眠中のある機能が原因

金縛りというものを経験したことがありますか?

私は経験したことがないのですが、目覚めているのに体は動かせないという現象です。ずっと、幽霊に取りつかれて動けなくなる、などと思っていました。

金縛りの原因は、「レム睡眠中に運動神経をシャットダウンする」という脳の機能が原因のようです。脳が起きるまでは、時間がかかることがあり、目が覚めても運動神経はシャットダウンされたままということがあるみたいです。まるでパソコンのようですね。

金縛りという現象は、実は特別なものではなく、脳の機能として当然のことだったのです。

ちなみに、レム睡眠中の脳の機能が上手くはたらかなかった場合、夢を見たとおりに体が動いてしまいます。ラグビーの夢を見ている時にタンスに体当たりしていた、などの話があります。

 

夢遊病はノンレム睡眠中に脳が一部起きていることが原因

夢遊病と、夢の通りに体が動いてしまうことは違います。

夢遊病とは、ノンレム睡眠中に脳の一部が起きていることが原因です。意識は眠っており、記憶は残らないのですが運動系や感覚系は起きている状態となります。意識がないのに目が見えたり耳が聞こえたりするということです。料理をしたり、車の運転をしたり、絵を描いたりという事例があるようです。

夢遊病状態を上手く使えれば、なかなか便利だと思いませんか?

 

睡眠しなかったらどうなるのか

私の実感ですが、睡眠が不足していると集中力や注意力の低下、やる気も低下します。また、ミスが増えますし居眠り運転などの危険性が高くなります。

うつになった頃を思い出すと、ネットゲームにはまって夜遅くまで起きていたため、睡眠時間が短かったです。睡眠は精神状態にも大きく影響していそうです。

マウスを使った研究では、睡眠をさせなかったマウスは免疫機能が低下して死亡したそうです。睡眠しなかったら死ぬ、といえます。

 

睡眠を思考のコントロールに利用する

睡眠と思考の関係は明らかにはなっていません。しかし、意識のない睡眠中にも脳は活動しているという事実があります。考えていると自覚していないが、脳が勝手に考えているのです。このことを利用して、睡眠中に考えることを選択するのです。

眠る前に、今欲しいアイデアについてとか、自分のやりたいことについて考える時間を作りましょう。逆に、眠る前に不安になることやネガティブなことを考えるのはやめましょう。

 

まとめ

睡眠中には、信じがたい脳の活動があります。おもしろいですね。

睡眠不足は、思考に悪い影響を与えます。まずは、しっかり睡眠することを心がけましょう。

そして、睡眠中にも脳は無意識で考えてくれています。何を考えてもらうか、自分で選択しましょう。

 

お読みいただきありがとうございました。

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