本の自炊(データ化)で気を付けること

お元気ですか、
アセンブリック教団代表
河西数真()です。
アセンブリック教のご紹介はこちら。

本の片付けって悩みませんか?

本棚に入れていっても、
ついつい買いすぎて、
本棚からあふれ、
床を占領し始める、本。

捨てるor売ろうとしても
「また読みたくなるかもしれないし……」
とか思って片付かないこと、
ありますよね。

そんな問題を解決する手段が、
自炊といって、
本をデータ化することです。

ただ、
何も知らずに自炊しようとすると、
失敗して文字が切れてしまったり、
思わぬ労力がかかったりします。

この記事では、
私の失敗談をもとに
自炊で失敗しない方法
をお伝えします。

自炊をするメリット

本をデータ化すれば、
部屋のスペースが広く使えます。

私の場合、
調子に乗って本を
年間200冊くらい買って
足の踏み場がない状態でした。

しかも、
買うだけ買って読んでいない本
がたくさんあり、
もったいないから捨てられない
という状態です。

データ化すれば
そのような本も片付きますね。

また、
タブレットやKindleに
入れておくことで
どこでもお気に入りの本を
開くことができます。

本って結構かさばるし、
旅行とか外出先に持っていくの
ちょっと重たいじゃないですか。

でも、
データ化された本なら、
タブレットひとつあれば
持ち運びも楽々です。

自炊代行業者という手段

以上のようなメリットがあるからこそ、
「自炊代行」
のようなビジネスが成り立つのですね。

「自炊代行」とは、
本を段ボールに詰めて送れば、
あなたの代わりに
本をデータ化するサービスです。

自炊代行大手の
「未来BOOK」なら、
1冊150円から代行してくれます。

申し込みをして
送るだけでいいので楽ですよね。

ただ問題は、

著作権の関係から、
データ化できない著者がいること

オプションをつけたり、
急ぎでデータ化したい時には
料金が高くなること

です。

そのようなことが障害となるなら、
自分で自炊する
という方法を取るのが良いでしょう。

自分で自炊をする手順

自分で自炊をする時のステップは、
以下のようになります。

  • 道具を揃えて準備する
  • 本を裁断する
  • スキャンする
  • データをチェックする

まずは、必要な道具を揃えましょう。

自炊に必要な道具

裁断機、カッター

裁断機とは、
本の背表紙を切り落とす道具です。

私が使ったものはこちら。

https://amzn.to/2zT8C3T

400枚まで一度で切れるので、
分厚いビジネス書
などがメインであれば役立ちます。

400枚以上の本や、
ハードカバーの本は、
カッターを使って
分割する必要があります。

指を切らないよう注意しましょう。

バッサリ切れます(1枚切り残したけど)

ドキュメントスキャナ

普通のスキャナよりも
速くスキャンできます。

代表的な製品は、
ScanSnap iX500。

1分間に25枚スキャンする程度の能力。

Bitly

400ページの本なら、
200枚÷25枚/分
で、8分ですね。

パソコン

スキャンしたデータを取り込むために
忘れてはいけないのがパソコンです。

本1冊のデータサイズが、
大体10MBなので、
200冊スキャンしようとすると、
2GBくらいのデータ容量が必要
ということになります。

最近のパソコンであれば、
それくらいは余裕ですね。

ドキュメントスキャナの
ドライバーもダウンロードしておきましょう。

必要な道具の値段をみて、
「うわめっちゃ高いな」
と思いませんでしたか?

いや、高いですよね。

それだけのお金があれば
どれだけの本が買えることか。

「本当にもったいない」

と思う場合は、
機材レンタルという方法もあります。

私はスキャレンというサイトで、
30日間レンタルして、
13000円程度払いました。

2日間とかでよければ、
5000円くらいからあるようです。

でも、
「かんたん」だなんて
本当でしょうかね~?

実際の作業を見ていきましょう。

本の裁断をする

本をスキャンするために、
背表紙を切り落として
バラバラにします。

この時、
表紙は取り除いておきます。

スキャンもしません。

本の最初に大抵、
表紙っぽいページがあるからです。

裁断機を使う時の注意点としては、
説明書に書いてあることを
ちゃんと守ることですね。

例えば、
裁断する前に、
ハンドルを回して本を
固定する仕組みなのですが、

「まぁ手で押さえとけば大丈夫でしょ」

なんて考えていると、
こんなことになります。

文字が切れてしまった(涙)

裁断機をなめてました。

スキャンする

本がバラバラの紙の束になったら、
いよいよスキャン開始です。

でもその前に、
スキャナーのソフトから
読み取り設定を行います。

スキャンボタンを押したときの
読み取り設定を、
お好みの設定にしましょう。

基本は、
両面読み取り、
自動回転しない、
継続読み取り可能、です。

これで原稿が途切れた時も
継続して同じファイルにスキャンできます。

私は後で検索したかったので、
文字検索ができるように
検索可能なPDF形式にしました。

原稿のセットは50枚ずつくらい。

欲張りすぎると
原稿詰まりで中断します。

データのチェックをしない

スキャンした後は、
ちゃんと読み取れているか
チェックするものらしいです。

ですが私はしません。

なぜかというと、
読み取りページに抜けがないかは
総ページ数と表紙の枚数から分かるし、
2枚重なっていたら
検知されて中断してくれるし、

仮にページが抜けていても
それほど問題ない
と判断したからです。

300ページある本の
2ページが抜けていたとしても
1%の欠損にもなりません。

100円の買い物をする時に、
1円玉を落としたとしても
めんどくさくて拾わないですよね。

1円玉を拾うエネルギーの方が高いわ~

同様に、
1%の欠損なんて気にしません。

小説なんかだと、
物語が途中で途切れることになりますが
欠けた部分を想像で補完する
という読み方も面白いと思いませんか?

自炊するなら余裕のあるスケジュールを

以上の手順で自炊を行うと、
手慣れた人がやっても、
1時間に4冊ペースくらいだそうです。

私の場合は
1時間に6冊いきます。

赤い専用の機体に乗っているとか、
人体改造手術を受けたとか、
そういう人はもっと速いかもしれません。

私の場合、速い理由は
チェックをしないからですね。

そんな私でも、
1日に20冊もデータ化すると
疲れてしまいます。

3時間半くらい、
裁断機とスキャナーの奴隷となって
強制労働する。

その時間に
価値を感じられませんし、
「何のために生きているんだろう」
とか考えてしまいます。

しかもその合間に、

「この本読んでた時、
仕事忙しかったな~」
とか、

「あ、こんなこと書いてあったんだ」
とか、

思い出に浸るから
余計に時間がかかります。

もしあなたが、
自分で自炊しよう
と考えているのなら、
思ったよりも疲れるし時間もかかるので
余裕を持ったスケジュールを
組んでくださいね。

本を片付けたいなら片付けようとしてはいけない

ここまで読んで、
「自炊をすれば本が片付きそう」
と思ったかもしれません。

でもそれって、
根本的な解決になるのでしょうか?

今まで本が片付かなかった理由って
「またいつか読むかも」
と思っていたからですよね。

自炊する前、
読み返してました?

読み返してないとしたら、
データ化したとしても
読み返すことないんじゃないでしょうか?

データ化することで、
「これでまた読める」
と安心したかっただけ
だったりしませんか?

今まで読んでなかったとしたら、
捨てるか売るか
してもいいですよね。

安心しないと捨てられない。
その理由は、執着です。

「モノが捨てられないのではなく、
モノへの執着が捨てられないのだ」

という名言がありましたね。

一度手に入れたものを失いたくない
という、ちっぽけな執着心こそが
片付けられない原因です。

「一度手に入れたものを失わない」

そんなことは不可能なのですから。

人には命が与えられますが、
いつかは失うものですよね。

執着にとらわれていると、
現実を受け止めることができませんし
本も片付きません。

もちろん私は、
執着にとらわれているので

永遠に生きていたいです。

執着がなくなってしまったら、
生きてて虚しいだけですしね。

だから本が片付かなくてもいいのです。

結局何が言いたいか
分からなくなってきました。

あなたは何か
執着にとらわれていませんか?

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まずは人生なめてみることです。

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