幸せという言葉は世の中からなくなるかもしれない

思考・感情との付き合い方

お元気ですか、かにかまです。
かにかまって何?⇒プロフィールはこちら。

幸せという言葉と、幸せという感情は同じものなのでしょうか。

何もなくとも、衝動的に幸せな感情を感じることがありませんか。未来に希望しか感じなくて長生きしたい(健康で)と思うことが。

そんな時の気持ち、何をしていたか、幸せについて考えたことを書きます。

 

何をしていたか

6日ぶりの休みの日。4:30に起きて、『なぜ他人の不幸は蜜の味なのか』を読みました。前日の就寝時間は11時頃です。

会社の車を入れ替えるために車を運転して、途中コンビニでカスタードメロンパンとコーヒー、そしてチキンを買って食べました。

一人で、運転しながら考え事をしている時、ポジティブなことばかり思い浮かんだのです。

つまり、特別幸せを感じるようなことはしていません。

 

どんな気持ちか

人間が自分たちの脳のことを解明してしまったとき、どんな世の中になるのでしょう。

お金が余ってくる時代と誰かが言っていました。そんな時代の生き方はどのようになるのか。貧困で苦しむ人はいなくなり、お金のために争うこともなくなる。何の根拠もないけど、明るい未来ばかり浮かんできます。

これから自分が生きて、何を作っていけるか、何を残せるか、何を楽しめるか。

考えるたびにポジティブなことばかりが空想されて、最高。

人間って、いいですね。

 

幸せな気分と幸せは違う

1900年代、ロボトミー手術という、精神外科手術が開発されました。脳の一部を切除する手術です。

ロボトミー手術によって、今まで治療方法が分からなかった精神病が改善されたということで、研究者はノーベル生理学・医学賞を与えられています。

しかし後に、脳の一部を切除するということの問題の大きさがわかり、現在ロボトミー手術は禁忌となっています。脳が一部なくなるなんて、恐ろしい話です。

また、うつ病の治療薬は、セロトニンという神経伝達物質をコントロールすることによって気分を良くさせます。

私たちの「幸せ」とは何なのでしょう。

『すばらしい新世界』という小説では、薬物によって感情を自在にコントロールできるようになって、すべての人が幸せな気分を味わえる世界が描かれます。

掴みどころのない精神の世界が物理的なものとして解明されてきています。脳科学の研究がすすめば、薬物に限らず、物理的な外部刺激によって思考や感情をコントロールできるようになるでしょう。

幸せという感情が自在に得られるようになった時、人は幸せな感情を「幸せ」とは呼べなくなるのではないでしょうか。

その時、改めて「幸せとはなにか」を考えてみたい。そんなことを思います。

 

幸せを感じるきっかけかもしれないアイテム

  • 『なぜ他人の不幸は蜜の味なのか』
  • カスタードメロンパン
  • コーヒー
  • チキン

コメント