お元気ですか、かにかまです。
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自分の仕事は評価されないな
と感じていませんか?
私は安全管理の仕事をしていて
そう感じることが多いです。
安全管理の仕事って
なかなか評価されません。
職人や施工会社からは
鬱陶しがられ、
上司や顧客にとっては
事故がないことが当たり前で
なにかあったら
ボロカス言われる。
そんな毎日を繰り返して、
「自分はだめなやつだ……」
なんて思うこともあります。
でもそれは、
自分が悪い場合だけではなく、
評価されにくい理由があるから
という場合もあるのです。
この記事では、
安全管理の仕事を例に
仕事で評価されにくい理由を
お伝えします。
自分ばかりを責めるのは
もうやめてください。
会社の利益第一という考え
「安全第一」
とは、今ではどこの現場でも
掲げられているスローガンです。
でもこれって、
建前なところもあります。
なぜなら、
安全を最優先しようとしたら
お金との釣り合いが
とれなくなることがあるからです。
もちろんその分のお金が
受注金額に含まれていれば
問題ありません。
ですがほとんどの人は
より安くものを買いたいと思っています。
お金は出ない、
安全対策はしないといけない。
お金と安全、
どっちかしか選べないとしたら、
会社の存続のために
お金を選ばなければいけない
という状況があったりします。
特に小さな会社は、
ちょっとした赤字で
つぶれたりしますからね。
安全のためにお金や
手間をかけることが
会社にとっては
危険だったりするのです。
そのため、建前上、
「安全第一」といいながら、
本音は、
「利益第一」で
仕事をしなければいけないようになります。
そういう会社風土では、
安全管理なんて鬱陶しい
としか思われなくても
仕方ありません。
あなたの仕事はどうでしょうか?
会社の利益と
比べられていないでしょうか?
安全が当たり前という考え
よくあるのが、
何かトラブルや災害が起こったときは
ワーワー言われるけど、
何もない日々には
何も言われない
といったことです。
私個人としても
肝に銘じないとと思うのですが
私たちは安全が当たり前と思っています。
当たり前の毎日に
感謝することはなかなかありません。
失って初めて
当たり前の価値に気付く、
ということもあるのではないでしょうか。
例えば、
ご飯が食べられるとか、
夜眠れるとか、
指が動かせるとか。
健康な人にとっては
それらは当たり前のことですが
それを支えている人間の体
というシステムは、
すごいものがあります。
安全管理という仕事も
同じなんです。
安全であることが
当たり前になっていると
感謝もされませんし
評価もされません。
その当たり前の背後に
人の努力があるということ、
なかなか気付けないんですよね~
あなたの仕事、
当たり前と思われていませんか?
安全管理の大切さに気付く時
以上は、
私が半分職人半分監督として
小さな施工会社で働いていた時に
思っていたことです。
正直、
「安全管理とか
めんどくさい、鬱陶しい」
と思っていました。
一緒に働く仲間も
結構な割合でそう思っていたはずです。
そんな私が
安全の価値に気付いたのは、
やはり痛い目を体験したからです。
ある日、目の前で
仲間が脚立から転落しました。
幸い、大事には至らなかったのですが
落ち方が悪かったら……
という恐怖を感じました。
目の前で仲間が落ちる。
その恐怖は、
災害体験ビデオを見たり、
安全教育で話を聞いたりするのとは
比べ物にならない臨場感をもって
安全の価値を私に教えてくれました。
もうひとつは自分のことです。
夜中まで図面チェックをしていて、
ほとんど寝ずに軽トラを運転していた時。
気がついたら反対車線を暴走していました。
「こんなことを続けていては
いつか死んでしまう」
と思ったのが、
組織としての、働き方を含めた
安全管理の大切さに気付いた
きっかけです。
対向車が来ていなくてよかったです……
安全管理の仕事で評価されるには
最近評価されるようになったのは、
自分が成長したから
というよりは、
周りが変わったからだと思います。
転職したのもありますし、
社内教育で安全意識の向上に
力を入れているからです。
今一緒に働いている仲間は、
何も起きない日々の価値
を実感している人たちだなぁ
と感じています。
私の体験から言うと、
安全管理の仕事が評価されるには、
周囲の価値観や考え方の
変化が必要です。
あなたの仕事も
そうかもしれませんよ。
あなたの中の安全管理者
以上からお伝えしたいことは、
私たちの、自分に対する評価も
価値観や考え方によって
変わってしまう
ということです。
「自分はダメな奴だ……」
と思う時、どこかで
自分の存在を
当たり前のように
思っていませんか?
ご飯が食べられるのが当たり前。
夜眠れるのが当たり前。
指が動かせるのが当たり前。
そんな当たり前感を手放せたら、
自分自身のことを
もっとよく評価できるようになる
と思うんですよね。
なぜご飯が食べられるのか?
なぜ夜眠れるのか?
なぜ指が動かせるのか?
当たり前であることを管理している
ちっちゃいおじさんが
私たちの中にいるんじゃないだろうか。
そんなことを考えていると、
私たちの中にいる安全管理者に
感謝の気持ちがわいてきます。
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