アロマテラピーの効果

思考・感情との付き合い方

お元気ですか、かにかまです。
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先日、アロマテラピー検定を受けてきました。

目的は、アロマの基礎を学ぶきっかけづくりです。アロマで感情をコントロールすることができるかもと思いました。

今回は、アロマテラピーの効果についてお伝えします。

 

アロマで感情をコントロールできるのか

人の5感の中で嗅覚は、記憶や感情に深く関係のある大脳辺縁系や自律神経系をつかさどる視床下部につながっています。大脳辺縁系や視床下部は古い脳とも言われ、動物も持っているものです。

においを嗅ぐということは、自然界で重要だったのでしょうね。

嗅覚のメカニズムは、におい物質を嗅覚細胞がキャッチして、電気信号に変換して脳に送られます。

においから電気信号を受け取った時の脳の反応を明らかにすることで、においと感情の関係性が分かることでしょう。においを選ぶことによって脳をコントロールできると考えるのが「アロマで感情をコントロールする」ということです。

 

植物が作り出す化学物質の力

アロマでは精油という、植物から抽出した化学物質を使用します。植物が作り出す化学物質は、安全なものばかりではありません。身近なところではタバコのニコチンがあります。ニコチンは、依存症やがんの原因となる物質です。

他に有名なところで、阿片や大麻なども植物由来の危険な化学物質です。

植物がこれだけ人にも影響力のある化学物質を作るというあたりに、大自然の力を感じますね。

アロマで使う化学物質には、気分を落ち着かせたり、免疫力を高めたり、集中力を高める効果があるといわれるものが含まれます。

 

アロマや薬の効果に個人差がある理由

化学物質への体の反応には、個人差があります。

その理由は、体質の問題と思考の問題です。

 

化学物質への反応は個人差がある

アレルギー反応のように、化学物質への反応は個人によって様々です。

そのため、うつ病の薬についても、合わなかったら別の薬を処方される、といったことが起こり得ます。

 

思考は化学物質でコントロールしきれない

脳の深い部分に作用する薬や精油を使っても、思考の癖までは変えられません。思考と感情は一体ではないからです。

例えば、うつ病の薬を継続して飲んでいてもなかなか治らないことがあります。うつ病の薬の代表であるSSRIはセロトニン分泌をコントロールして、気分を良くするものです。

しかし、薬によって一時的に気分を良くすることはできても、「自分はダメなやつだ……」と不必要に自分を責める思考の癖などが変わらなければ、根本的にうつ病が治るとはいえません。

 

もちろん、最悪の状態から少しでも良くなるために薬やアロマなどの化学物質は役立つことでしょう。

ただ、化学物質だけではコントロールしきれないのが思考です。

「シロクマのことを考えないでください」といわれたらシロクマのことを考えてしまうように、ネガティブ思考をやめようと意識するとネガティブ思考してしまうのが人間なのです。

 

感情のコントロールと思考のコントロールは別

アロマテラピーによって、感情のコントロールはある程度できそうです。

併せて思考をコントロールする方法も実践することで、より健康になれるのではないでしょうか。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

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