お元気ですか、かにかまです。
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今日は、仕事で土間コンクリートを打設していました。コンクリートは、固まる前に表面を仕上げていくことが重要です。仕事中に、人間も同じかもしれない、という気付きがあったので記事にしました。参考になれば幸いです。
コンクリート打設の難しさ
一度だけ、左官(金ごてなどの道具を使ってコンクリートの表面を仕上げる仕事)をしたことがあるのですが、仕上げる前にコンクリートが固まってしまいました。力を入れて仕上げていたら、暑さで気分が悪くなり、
「もう左官なんてしない」
とイライラしたのも良い思い出です。
工作場の材料置き場程度だったので、それは良かったのですが。
また、別の現場で、フェロコンという緑の粉を振って仕上げる床があったのですが、粉を振る前に固まってしまってコンクリートを打ち直していたのを見たこともあります。
人や物の手配の再調整になるので、とても大変そうでした。
鉄は熱い内に打て、というのがありますが、コンクリートは柔らかい内に押さえろ、なんですね。
そう考えると、鉄もコンクリートも人間も、同じところがあります。
情熱の冷めないうちに正しい方向へ導く、頭の柔らかいうちにしっかり勉強する。そういうところが、人間と鉄やコンクリートの似ている所なのではないかと思います。
コンクリートは、はじめの柔らかいうちに大体の形を整え、固まる速度に合わせて何度か表面を均して仕上げていきます。
最初の、柔らかいうちに大体の形を整えることが重要です。コンクリートが固まっていくと、形を大きく変えることが難しくなっていくからです。そのため、コンクリート打設は、時間との勝負になります。
逆に、表面を仕上げていくのは、ある程度コンクリートが固まってこないとできません。冬などでは、なかなかコンクリートが固まらないために、仕上げが深夜になることがあります。
性格を変える難しさ
三つ子の魂百まで、というような諺もあります。人間も、幼い頃に出来上がった性格を変えることは難しいのです。
そして、大人になるにつれて多くの人が表面を繕っていきます。
コンクリート打設を失敗した時はどうするのでしょうか。一度打設したコンクリートを壊して、もう一度打設するのです。
鉄も、何度も焼き直して形を作っていきます。
人間も、大人になってから性格を変えようとすると、一度出来上がった性格を壊さなければならないのだと思います。
まとめ
コンクリートも人間も、固まってしまうと修正が大変です。固まらないように、柔軟に物事をとらえるように心がけましょう。
お読みいただきありがとうございました。
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