お元気ですか、かにかまです。
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『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践』という本を読みました。2008年に世に出された書籍ですが、考え方の価値は変わりません。
フレームワークを使うと、物事についての考えが整理しやすくなります。ブログ記事を書くときにも役立つでしょう。
今回は、現場の安全管理でよく問われる、「本当に?」「理由は?」「証拠は?」という3つの質問を、フレームワークとして使ってみます。
適用する物事は、こちらのツイート。
「年収1,000万の男子」を捕まえるより、
「一文無しになってもみんなに助けてもらえる男子」
とともに人生を過ごしたほうが、
100倍くらい毎日が楽しくなると思います。— イケダハヤトメモ(リプは全自動) (@ihayatobot) 2017年11月26日
100倍くらい毎日が楽しくなるって、面白そうですよね。では、そのことについて考えてみましょう。
「本当に?」という質問で具体的に考える
まずは、「本当に?」という質問をしてみます。安全作業計画書に対して「本当にこれで作業できるのか」という視点で考えてみることの応用です。
具体的に考えてみましょう。
年収1000万の男子との生活を考える
年収1000万だと、自由に使えるお金がいくらあるのでしょうか。こちらのサイトを参考に計算してみます。
まずは、所得控除を計算します。年収1000万では、5%+170万=220万ですね。次に、社会保険料14.22%≒142万を合わせます。
1000万ー(220万+142万)=638万円
ここから基礎控除を、所得税は38万円、住民税は33万円引きます。
- 所得税課税額:600万円
- 住民税課税額:605万円
この金額に税金が割合でかかってくるのですね。
所得税率は、課税額330万〜695万だと20%ー42万7500円。所得税額は、600万×20%ー43万=163万。
住民税は、地域によって若干変わります。一例だと、割合10%で課税され、均等割とか控除が加算されますが細かいところは省略。
で、605万×10%で住民税額61万とします。
年収1000万から、所得税+住民税を引いた金額は、1000ー163−61=776万
これがおおよそ、使えるお金ということになるでしょう。
月々にすると、64万円ほど。それだけあれば、まあまあ楽しく過ごせそうですね。
一文無しになってもみんなに助けてもらえる生活を考える
一文無しになってもみんなに助けてもらえる生活とはどのようなものでしょう。
いざというとき、助けてもらえるのはありがたいことです。では、助けてあげたいと思える人はどのような人なのか。それは、お金に限らず「いつでも価値を提供できる人」ではないでしょうか。
人によって、何に価値を感じるかは様々です。例えば以下のようなものが考えられます。
- 夢をもっている
- 人へのやさしさ
- 気づきを与えてくれる
- 一緒にいて心地よい
- 専門的技術をもっている
価値を感じてくれて、「助けてあげたい」と思う人とのつながりが常にある。そんな生活を想像してみましょう。
たしかに楽しそうですね。それに、「お金がなくなっても大丈夫」という確信があれば心も平穏になりそうです。
「理由は?」という質問で抽象的に考える
「理由は?」という質問によって、なぜその方法なのか、他の可能性はないのか、を含めて考えます。「理由は?」という質問は抽象的に考えるための魔法の言葉です。
なぜ、一文無しになってもみんなに助けてもらえる男子なのでしょうか。年収1000万の100倍で、年収10億ではだめなのでしょうか。
年収10億円あれば、とても楽しく過ごせそうですよね。
しかし、お金の価値は変わる可能性があります。
稼いでいる金額よりも、提供している「価値」に注目した方がよい。という意味で、「一文無しになってもみんなに助けてもらえる男子」なのではないでしょうか。
「証拠は?」という質問でデータを探すと間違いに気付くことがある
現場の安全管理では、時にデータを示すことが求められます。「これは安全です」といっても、それを証明しなければなりません。
「前例があるから」というのもひとつの証拠にはなりますが、「以前と今回は違う」かもしれません。できれば計算結果によって、安全率1.5以上なので安全です、といったことが言えるといいですね。
まず、「一文無し」などというキーワードで検索しました。すると出てきたのは、生活保護に関する情報。
生活保護を受けるということは、みんなに助けてもらう、とも言えますね。みんなの払っている税金から生活保護が出ているからです。
では、生活保護の受け方を知っている男子との生活が楽しいのでしょうか。いや、なんか違う気がする。
頑丈そうだし耐久力ありそうに見えるものでも、計算してみると意外と耐久力がなかったりするものです。もちろん、逆に「こんなのでもつの?」という計算結果が得られることもあります。
データを示す、という段階を組み込んでおくことで、「なんとなくそう見える」という間違いに気付くことができるでしょう。
まとめ
以上、フレームワークを使って楽しい生活とはなにか、を考えてみました。
「楽しさ」というものが数値化できないため、データ探しにつまづいてしまった感じはします。
ですが、フレームワークを使うことで視点をもって調べてみることができました。
フレームワークの基本は、こちらの本で学べます。
考えることを、楽しみましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
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