不安感情は大切なブレーキとアクセル

思考・感情との付き合い方

お元気ですか、かにかまです。
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「やりたいことがあるんだけど、失敗したらどうしよう」

という不安な気持ちのためにチャレンジできない、ということがありませんか。

今日は「広島ライフラボ」というイベントに参加する予定です。

自分の好きなことややりたいことを語り、実験するコミュニティ。今回のテーマは「不安」

ということで、自分にとって不安とは何なのかを考えてみます。

 

将来の不安は行動のきっかけ

思えば、私が自己啓発プログラムに取り組み始めたのは将来への不安がきっかけでした。

うつ病の薬を飲みながら会社へ通う日々。その中で、毎日会社に行けることがありがたいと感じます。

「またうつ病がひどくなったらどうしよう」

同時にそんな不安を感じていました。

まぁ大丈夫だろう、と思えたら行動はしていなかったでしょう。不安が拭いきれなかったため、自己啓発プログラムを購入したのです。

50万円という価格は、精神的な障害物とはなりませんでした。

「このままだと将来不安だ……」という気持ちから行動を起こすこと。あなたも経験がありませんか。

 

もっと近い将来への不安は大切なブレーキ

もう少し近い将来への「失敗するかも」という不安は、私にブレーキをかけてくれる大切な感情です。不安には、損失の回避、危険の回避、やろうとしていることが本当にやりたいことなのかの検証、という役割りがあります。

 

不安による損失の回避

「大金持ちになりたい」

そう思いながら、例えば仮想通貨で上手く行くと100万円が1億円になったりすることを知ります。

欲望にまみれた心で、いきなり100万円を投資することもできました。しかし、大して知識のない人が仮想通貨やFXに手を出したらどうなるか。

「損するかも」

不安がブレーキをかけてくれるため、損失を回避できるのです。といいつつ、小額を投資してみたりしていますが……

 

不安による危険の回避

建設現場で仕事をしていると、不安になることが多いです。

本当にこの作業は安全なのか。無事故無災害で工事を終えられるだろうか。

そのような不安に対して「まぁ大丈夫だろう」と捉えてしまっては現場監督の仕事はできません。

不安なところを確認し、時には作業を止めることも必要になります。不安は危険を知らせてくれる大切な感情です。

 

やろうとしていることが本当にやりたいことなのか

不安な感情は、時に私たちの本当にやりたいことに気づかせてくれます。

不安を感じるのは、やりたいことの中に、やりたくないことが混ざっているからです。

例えば、ブログの毎日更新レースに参加したとき、いくらかの不安を感じました。

「毎日更新しんどそう」

「睡眠時間を削ることになるかも」

これらの不安を考えたとき、毎日更新したいけど、睡眠時間は削りたくないという気持ちがあることに気付けました。

不安な感情は、どこかで無理をしようとしている自分に気づかせてくれるのです。

 

不安な感情は私たちを守ってくれている

以上のように、行動のブレーキにもアクセルにもなる不安な感情。

ブレーキのついていない車で公道を走ろうとは思いませんよね。アクセルがなければ走ることもできませんし。

感情は、人間が知能を持つ前から脳の機能として存在していたといいます。

不安や恐怖などのネガティブな感情も、古来から私たちを守ってきたもの。そう考えると、不安な感情に対して「いつもありがとう」と言いたくなってきませんか。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

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