思考をコントロールする力は鍛えられる

思考・感情との付き合い方

お元気ですか、かにかまです。
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思考をコントロールする力は、鍛えられるという研究結果があります。

「毎日一時間勉強しよう」

「週に2日は運動しよう」

という目標をたてたとき、実行するには意思の力が必要です。だらだらする時間を減らすとか、眠たくなって寝てしまう前に勉強の時間を作るなどです。言い換えると、他のことを我慢する必要があります。

集中したり、我慢したりといった意思の力は筋力のようなもので、鍛えられるし、使えば消耗していくもの、ということが研究によって分かっています。

 

意思力の実験

意思力が消耗するという実験

クッキーを我慢した後に、パズルを解くという実験がありました。クッキーを我慢さえたグループと、クッキーを我慢せず食べてもらったグループでの、集中力の違いをみるものです。

結果、クッキーを我慢させられたグループは、我慢しなかったグループの半分程度の時間しかパズルに取り組めなかったそうです。意思力が、クッキーを我慢するということに消費されていたということです。

 

意思力は鍛えられるという実験

2ヶ月間、筋トレや有酸素運動を行ってその量を増やしてもらい、2ヶ月後にどうなったかを調べる実験です。対象の被験者は、全員カウチポテト族であったようです。

カウチ‐ポテト(couch potato)

寝いす(カウチ)でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすような、自分一人の中に閉じこもって精神的な安らぎを求めるライフスタイル。また、そのような生活を好む人。

(コトバンク)

結果、体が健康になっていたのはもちろん、飲酒、喫煙、ジャンクフードの摂取量が減り、テレビを観る時間も減りました。また、気分が落ち込むことも少なくなったらしいです。これらは、運動の効果ともいえるでしょう。

別の実験として、4ヶ月間の金銭管理プログラムに参加してもらうというものがあります。目標の貯蓄額を決めて、ぜいたくを控えて買ったものすべてを記録するというものです。めんどくさそうですね。しかしこのプログラムに従って行動するうちに、筋トレや有酸素運動を行ったのと同じような効果が表れたのです。

定期的にジムに通ったり、金銭管理を行うということを始めると、生活の他の面でも自分をコントロールできるようになるということです。

 

まとめ

意志の力は筋肉のように疲労するし、鍛えることもできます。少しづつでも自制するよう心がけて、思考をコントロールする習慣を身につけましょう。

 

お読みいただきありがとうございました。

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