『光速パソコン仕事術』で学ぶコツコツマインド

お元気ですか、かにかまです。
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20年間、仕事の効率化を
本気で考え続けた方の本を読みました。

そして学んだのは、
仕事の効率化だけではなく、
幅広いことに応用ができる
「考え方」でした。

この本で紹介されている
効率化の方法は、
そのひとつだけを見ると
僅かな効率化のように思えるかもしれません。

例えば、
「よろ」→「よろしくお願いします。」
という単語登録をして節約できる時間は、
一回あたり1~2秒ではないでしょうか。

ですがこの僅かな差が、
繰り返しとともに大きな差となります。

例えば、
時速30kmで走る自転車と
時速30.1kmで走る自転車が
あったとしましょう。

ぱっと見では
スピードが変わらないように
見えるかもしれません。

でも、1時間後には、
2台の差は100mもついています。

このような、
時速0.1kmのスピードアップに
狂気的なほどこだわることによって、
長期的に大きな差をつける考え方を
この本から学ぶことができました。

効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術

(なぜか画像リンクが貼れなかった)

CAD図を速く書く方法

数年前、
CADという、パソコンで図面を書くソフトを
教えてもらったことがあります。

その人が言っていました。

速く図面を描ける人は、
一本の線を引くのがコンマ数秒速い。
コマンドを呼び出すのがコンマ数秒速い。
マウスカーソルを動かすのがコンマ数秒速い。

そのコンマ数秒が積み重なった結果、
遅い人との差になるんだ、と。

そしてマウスのスピードにこだわった結果、
腱鞘炎になったことがあるから
トラックボールマウスを購入したそうです。

私を含めて多くの人は、
そんな細かい部分のスピードアップよりも、
コマンドマクロを使った自動描写のような
分かりやすい差にしか注目しません。

(食い破り展開図)こういうのを自動で描くマクロを作ってました

ですがスピードアップの本質は、
一本の線を引く時のコンマ数秒のような
基本動作のスピードアップにあったのです。

『光速パソコン仕事術』には
CAD図を速く書く方法は
書かれていませんが、
その考え方を応用することで
スピードアップが期待できます。

「100円玉×100枚」vs 「一万円札×1枚」

この考え方は、
お金儲けにも応用できそうです。

同じ一万円を拾うとき、
多くの人は、
100円玉を100枚拾おうとするよりも、
一万円札を1枚拾おうとします。

その方が拾った時の高揚感があるし、
金額が分かりやすいからです。

でもこの考え方には危険性があります。

だって、もし一万円札が拾えなかったら
一円も稼げないことになりますからね。

一方、100円玉を拾っていった人は
100枚拾えなかったとしても
70枚拾えて7000円稼げたりします。

また、メンタル面でも問題があります。

いつも一万円札を拾おうとする人は、

完璧主義
0-100思考
白黒思考

などと言われ、うつ病と関わりの深い、
「認知の歪み」
という思考パターンがあるかもしれません。

こういった思考パターンは、
その個人に現実を不正確に認識させ、
ネガティブな思考や感情を
再強化させうるとされています。

大きな結果ばかり追いかけるのは、
自転車でいうと
時速10kmのスピードアップのように
心に負担がかかります。

100円玉を拾っていくような、
時速0.1kmのスピードアップに
こだわり続ける方が
長期的にはより遠くへ行けるんです。

一発逆転=情報弱者

一万円札ばかり拾おうとしたり、
時速10kmスピードアップのような
一発逆転の考えをもつのは、
情報弱者と呼ばれる人の特徴です。

コツコツ努力ができなかったり、
「このノウハウさえあれば」
と高額教材を購入したり。

そうです。以前の私の特徴です。

ただ、まぁ
一発逆転マインドのことも
もはや愛しているといえるかもしれません。

失敗させてくれるからです。

そして、人は失敗しなければ
痛みがなければ、
本当に学ぶことはできない、

という価値観を私がもっているからです。

会社へ入って最初の面談で言った言葉は、
「失敗させてください」
でした。

願いは聞き入れられ(?)、
まともなフォローなしで現場責任者となり、
職人さんと喧嘩したり、
お客さんに怒られたり、
クソほど失敗しました。

今思えば、
それは会社にとっては
良い失敗ではなかった気がします。

でもそのおかげで、
「なんとかしよう」
と勉強して、結果論ですが、
条件の良い会社に転職したんです。

時には失敗もいいものですよ。

「失敗したくない」はクソ

ネットビジネスで独立した友人がいます。

今ではお金に興味がなくなるくらい
稼いでいる彼ですが、
10年ほど前は、
声優や舞台俳優に挑戦した結果挫折した、
ただの会社員でした。

マルチビジネスで独立する、
といっていて、
最後に会ったのは勧誘された時です。

私はマルチには手を出しませんでしたが、
彼も結局、マルチの先輩の考え方が
気に入らなくてやめたそうです。

それでも独立を諦めず、
迷惑メールに入っていた
稼げる系ノウハウに手を出したそうです。

明らかにやばそうですよね?

でも彼はそれで成功してしまいました。

ブログを作って2年足らずで
月7桁稼ぎ、Kindle出版。

今では物販や中古車販売などにも手を出し、
常識から全力で逃げ出した男
なんて名乗っています。

そんな彼をみていると、
「失敗したくない」
なんて言ってる自分はクソだな
と思いました。

失敗してもあきらめなかった
彼の生き方に対して、失礼すぎる
と思ったからです。

ビジネスの打率は1割ともいわれます。

どんどん失敗していきましょう。

もういい加減失敗に飽きたあなたへ

さて、
失敗を重ねてきて、
「もう十分失敗してきた。飽きた」
というあなた。

そうですよね、その気持ちわかります。

ではそろそろ、成功するための
考え方を学びましょうか。

その考え方とは
小さな改善を狂気的に大切にする
コツコツマインドです。

あ、こんなところに
コツコツマインドが学べる本がありますよ!

効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術

(なぜか画像リンクが貼れなかった)

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