お元気ですか、
アセンブリック教団代表
河西数真(かわにしかずま)です。
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「エイジフレンドリー」とは
「高齢者の特性を考慮した」
を意味する言葉で、
WHO(世界保健機関)や
欧米の労働安全衛生機関で
使用されている言葉です。
2020年度の全国安全週間の
スローガンにも使われています。
現場で働いている方には
おなじみだと思いますが、
毎年7月1日~7月7日は、
全国安全週間です。
全国安全週間は、
昭和3年に初めて実施されて以来、
「人命尊重」という基本理念の下、「産業界での自主的な
労働災害防止活動を推進し、
広く一般の安全意識の高揚と
安全活動の定着を図ること」を目的に、
一度も中断することなく続けられ、
今年で93回目を迎える。
2020年は、
「エイジフレンドリー職場へ! みんなで改善 リスクの低減」
というスローガンを掲げており、
6月度はすでに準備月間ですね。
あなたの現場でも、
安全週間の行事を決めたりして、
準備をしていることでしょう。
でも一体何を準備したら良いのだろう、
なんて困ってはいませんか?
転職したばかりで所長を任されたり、
1年目から現場でバリバリと
指揮していきなさい
といった無茶振りが多いのも
現場監督の仕事。
「この仕事、
本当に続けていけるのかなぁ」
と悩んで眠れない日も
あったことでしょう。
そんな仕事を、
高齢者となっても
続けていけるのでしょうか?
高齢者になっても、
悩んで眠れないようでは、
「エイジフレンドリー」
ではありませんよねぇ?
この記事では、
「エイジフレンドリー」
についてなめていきます。
その他の記事もどうぞ。
→人生をなめると現場監督の仕事もうまくいく
→「何をしても無駄……」 現場監督と学習性無力感
家に帰っても何もやることがない
WHO(世界保健機関)では、
65歳以上の方を高齢者と
定義しています。
私の職場でも、
多くの高齢者が働いており、
とても助けていただいています。
忙しい中でも話をすることがあり、
高齢者の中には、
奥さんには先立たれ、
親は要介護で、
残った自分が面倒を見る畑は
鹿やイノシシに荒らされる……
「家に帰っても情けねぇばっかりじゃあ」
そういう方にとって現場が、
自分の力を活かせる場だったり、
やりがいのある仕事だったり、
仲間と対等に交流できる場だったり、
ふと現実から目をそらす逃げ場だったり、
ほっと息をつける場所となるのであれば、
怪我して働けなくなるようなことのない、
「エイジフレンドリー職場」を
目指していく意義は大きいと私は思います。
地図に残る何かを作りたい
中学生の頃から私は、
死ぬまでに何かを残したい
なんて考えて、
ものづくりに関わりたいと思ってきました。
研究者としての道は諦めましたが、
人と協力して大きな物を作り、
それが地図に残ったりするような
現場仕事に憧れたのが、
仕事を選んだきっかけです。
私たちの体は、
死んで燃やされてしまえば、
この世界には分子・原子としてしか
存在できなくなります。
でも作ったものや残したものは
体がなくなってももう少しは
この世界に存在することができます。
ものを作って残すということは、
永遠の命に近づく
ということではないでしょうか。
私はそのように考えています。
働きやすい職場とは
今までの話は全て理想です。
現実には、現場が
工程に追われて殺伐としたり、
へそを曲げた職人、
話のかみ合わない打ち合わせ、
的のズレた安全パトロール、
終わらない書類整理、
上限を超えそうになる残業時間、
などにあふれることは多々あります。
すべてに真面目に対応しようとしては、
「やってらんねぇ」
「体がもう一つあればなぁ」
と思うこともあるでしょう。
真面目な同僚がいましたが、
深刻に考えすぎてしまって、
心を病んでやめてしまいました。
クソ真面目に仕事ばかりするよりも、
心から楽しめる趣味を見つけたり、
毎日をしっかり味わうことの方が
仕事も長続きすると思うのです。
「エイジフレンドリーガイドライン」では、
高齢者の特性を考慮した、
労働災害防止について”のみ”
記載されています。
健康面や作業環境は、
もちろん大切ですが、
長く働くためには
精神的なものとか人間関係も
大切です。
やりたくもないことを、
嫌々続けるしかも死ぬまでなんて、
人生なめてるやつには
できることじゃありません。
人生なめてるやつじゃなくても
そうではないでしょうか。
では長く働くためには
どうすればいいのでしょう?
人生も仕事もなめていきましょうという話
精神的につらくなったり、
人間関係に悩んだりするのは、
なめていないからです。
人生のなめ方を覚えれば、
仕事で一定の成果を出しながら、
ある程度は認められつつ、
楽に仕事ができるようになります。
あなたは今の仕事を、
「死ぬまでやり続けたい」
と心の底から思っているでしょうか?
もしそうでないならば、
少しなめてやってみませんか?
仕事をすること自体よりも、
もしかしたら
自分の力を活かせる場だったり、
存在意義を感じることだったり、
仲間と対等に交流できる場だったり、
ふと現実から目をそらす逃げ場だったり、
ほっと息をつける場所
を求めているだけかもしれませんし。
私も、
人生なめてるやつにとっての
そういう場所を作りたいと思っています。
ここまで文章を読んで、
真面目だな
って思いましたか?
えぇ、真面目ですよ。
真面目ですが、何か。
ご安全に。
人生をなめると
仕事がうまくいく理由。
→人生をなめると現場監督の仕事もうまくいく
安全をなめていきましょう、
という記事はこちら。
→「安全」の定義をなめてる現場監督
新人の教育で悩んだ時は、
このようになめていきましょう。
→もし人生なめてるやつが新入社員の教育係だったら
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