『火花』又吉直樹 感想「やりたいことをやる人生の悲惨さ」

本

お元気ですか、かにかまです。
かにかまって何?⇒プロフィールはこちら。

今さらながら、お笑いタレント、又吉直樹氏の
『火花』を読んだ感想を書きます。

『火花』の発売日は、2015年3月11日。

もう3年近く経つんですね。

読んだ方も多いのではないかと思います。

だから、ネタバレありの感想を書いちゃいます。

というか、本をネタに書きたいことを書いちゃいます。

 

プロダクトアウトとマーケットイン

神谷さんは、
「やりたいことを突き詰めていった人」
だったと思うんです。

印象的なのは、赤ちゃんをあやすシーン。

神谷さんは、
「自分が面白いと思うこと」
で赤ちゃんを笑わせようとします。

当然、赤ちゃんには理解できず、泣き続けます。

一方、徳永は定番の
「いないいないばぁ」
であやします。

自由な神谷さんに、徳永は憧れますが、
物語の最後には、
「この人についていくのはやめる。
自分の人生を生きるために」
と心変わりしてますね。

これは、心理学でいう「父親殺し」の
物語だと思いました。

父と子の関係について悩んだりしてましたので、
余計にかもしれません。

→樺沢紫苑『父親はどこへ消えたか―映画で語る現代心理分析』

で、
最後は徳永はそれなりに成功しますが、
神谷さんの姿は悲惨ですね。

少なくとも私はそのように思いました。

マーケティングの格言に、
「売りたいものは売れない」
というのがあります。

稀に、センスのある人は、
「売りたいものでも売れる」
ことがありますが、普通の人には無理でしょう。

情熱が常識を覆すことがありますが、
普通の人はそこまでの情熱を持てません。

であれば、情熱は無いものとして考えた方が、
売れる確率は高くなるでしょう。

売りたい商品からスタートする、
「プロダクトアウト」
ではなく、
人が何を求めているか、からスタートする、
「マーケットイン」
で考えることが大切です。

私自身も今考えていて、

「自分が提供できる価値はなんだろう」

「自分と関わってくれる人は、
何を求めているんだろう」

ということを知りたいと思っています。

そのツールとして、このブログが役立てばいいですね。

自分のやりたいことや売りたいものに
こだわることも良いのですが、
どちらか、となれば、
私は人の役に立つ方を選びたいです。

その方が、本当の意味で自己満足できると思うからです。

要は、人生の最期で、
「自分は最大限提供できる価値を残した」
と思いたいんです。

そんなふうに思って死ねたら、
最高の自己満足じゃないですか?

 

「何をやるか」より、「誰とやるか」

神谷さんは、最後まで、
「自分のやりたいこと」にしがみついていました。

一方、徳永は、
相方が漫才を辞めるとなった時に、
自分も辞めると決断しています。

ジム・コリンズは著書、
『ビジョナリーカンパニー②』で、
偉大な企業の特徴を分析しています。

その特徴とは、事業を始める時に、
商品・サービスなどの「何をやるか」よりも、
役員を誰にするかなど、
「人選び」からスタートしていたことです。

偉大な企業かどうかは、企業の寿命や、
株価の上昇率から判断しています。

なぜ? っていう詳しいとこは
忘れてしまいましたが、
「偉大」を目指すなら、
「何をやるか」よりも「誰とやるか」が大切、
ということをデータが証明しています。

別に、偉大になる必要はないかもしれませんけどね。

人生なんて、クソなんですから。

→人生はクソ

偉大を目指すのは、個人的な、「欲」です。

 

又吉直樹氏の『火花』は、
以上のようなことを考えるきっかけになりました。

前回参加した、「岡山ブログカレッジ」も、
考えるよいきっかけでしたね。

→第10回岡山ブログカレッジ感想 「想い」で道は開けるのか考察

 

悩みを抱えてもがいている人、
どう対処していいかわからない人。

ぜひ、お問い合わせください。

そんな人たちの力になり、
共に成長していける仲間となれたら……

そんな想いでブログを書いています。

依存的なマインドで、
苦しんできた私だからこそ
力になれることがあるんじゃないかと
思っています。

お問い合わせフォームはこちら。

メールの場合はこちらから。
kanikama.jikoke@gmail.com

あるいは、
↓のコメント欄からおねがいします。

コメント