危ない!怖い! ヒヤリハット体験談

この記事は4分で読めます

お元気ですか、かにかまです。

ハインリッヒの法則というものを知っていますか?ひとつの重大災害の背景には29の軽微な災害があり、その背景には300のヒヤリハットがある、という法則です。

労働災害には会いたくないし、一緒に仕事をする仲間にも怪我はしてほしくないですよね。

今回は、私が現場で体験したヒヤリハットをざくざくっとお伝えします。災害防止に役立ててください。

仕事を始めて2年以内の人は災害に遭いやすいといいます。現場での経験が少なく、何が危険かわからないからでしょう。現場での体験を積むことによって、危険を回避する能力が養われていくのです。

また、先輩の体験を聞いて「怖い」と思うことでも、危険を察知する能力向上が期待できます。私のヒヤリハット体験談が、新人教育にも役立てたら幸いです。

落ちるな! 「墜落・転落」ヒヤリハット

墜落・転落災害は、建設業での死亡事故原因の一位です。足場上での作業や、脚立を使っての作業など、現場では高所作業が欠かせません。

墜落・転落に関するヒヤリハットを紹介します。

 

目の前で脚立が転落!安全帯で宙吊りになった同僚

脚立は手軽に使いやすいため、油断が生じやすいです。

脚立上で作業中、ちょっと遠いところに手を伸ばしていたら脚立がバランスを崩して転倒。幸いにも、安全帯を使用していたため地面に叩きつけられることはありませんでした。

後から笑い話になりましたが、目の前で見ていた私にとっては軽くトラウマです。気をつけましょう。

 

足がガクガク!天井裏での作業

天井裏で配管作業をすることがあります。そんな時、足場として天井を吊っている鋼材を利用することがあるのです。

鋼材の上に足場板を敷いて、その上を歩くのですが、一歩踏み外したら天井から足が出てきます。無事、天井裏から降りられた時にはほっと一安心です。

 

高所作業で安全帯は必ず使用しましょう

落ちない落ちないと思っていても、安全帯は必ず使用しましょう。誰も落ちたくて落ちているわけではないのですから。

実際に、安全帯を使用していて助かったという例を間近で見て、そう思います。

 

油断禁物! 「指先の怪我」

最近は指先を怪我したという事故報告を割と頻繁に聞きます。重大災害とはなりにくいものの、油断しやすいのが指先の怪我です。

私が指先の怪我でヒヤッとしたことを紹介します。

 

切れたナイフ!?鋭利な端部に要注意

空調用のダクトを拭き掃除している時のことでした。板金金具の鋭利な端部がグサッ。

「いたたたた」

意識していないと危険箇所に気づかないものです。気をつけましょう。

 

声掛けしよう!共同作業時の指詰め

重たいものは二人以上で運搬します。そんな時は声掛けが重要です。

荷物をおろす時、「ドンッ」いててて。指先の小さな怪我だけで済んでよかったものです。

 

指先の怪我といっても油断禁物

よく聞かされていたのが、旋盤作業で巻き込まれて指が飛んだとか、プレスで潰されたとか。

人間の体は失ったら戻ってきません。たかが指先といわず、大切にしましょう。

 

火気厳禁! 「火災・爆発」ヒヤリハット

現場作業で火気を使うことは多いものです。溶接、切断など、金属を加工する際には火気がとても役立ちます。

しかし、便利な火気も使い方を間違えると事故のもとです。そんなヒヤリハットを紹介します。

 

あっちっち!ズボンが燃えた

サンダーという工具を使って鉄を切断中、何やら焦げくさい……気がついた時には、ズボンが燃えている!

すぐに消火したので、火傷はしませんでしたが、パンツ丸出しで帰ることになりました。火の粉の飛ぶ方向には注意しておかないといけません。

 

燃えてるよ!プラズマ切断中の小火

エアプラズマという機械を使ってステンレスを切断していた時のことです。脇に置いてあった段ボールが燃えました。

エアプラズマ切断では、空気の力で溶けた金属を飛ばしているので、かなり遠くまで火の粉が飛びます。大きな火事にならなくて良かった。

 

ビリッときた! 「感電」ヒヤリハット

現場には電気が欠かせません。見えない力、電気。正しい知識を持っていないと、危険なことがあります。私が体験した、感電に関するヒヤリハットを紹介します。

 

高周波!TIG溶接トーチでビリッ

TIG溶接トーチにはタングステンという部品が付いているのですが、それを交換しようとした時のこと。誤ってトーチのスイッチを押してしまい、ビリッときました。

何事もなかったように、タングステンを交換してトーチを戻しましたが、スイッチには注意しないといけませんね。

 

補助者も注意!溶接補助でビリッ

溶接を行う時、ものを固定する補助者をすることがあります。それは、夏の暑い日。汗で手袋まで濡れているような状況でした。

溶接する部材を手で持っていた時、「ビリッ」

溶接する人だけではなく、補助者も感電に注意する必要があると学んだ事例でした。

 

感電防止!漏電遮断機の効果

電動工具を使う時、スイッチを入れると電源が落ちることがあります。調べると、漏電遮断機が落ちており、電動工具が漏電していることが多いです。

もし、漏電遮断機がなかったら……?

そう考えると、漏電遮断機の動作チェックは大切だとわかります。

 

見えない力、電気の怖さ

感電事故の件数は少なくとも、死亡率は高いといわれています。頻繁に起こるわけではない、と油断していると、いざ起こった時に重大災害となることを胸に刻みましょう。

 

機械の力に人は勝てない 「挟まれ・巻き込まれ」ヒヤリハット

製造業での災害原因の一位は、挟まれ・巻き込まれです。機械の力に巻き込まれた時、人には抵抗する術がありません。機械周りのヒヤリハットについて紹介します。

 

そっちが動いた!?電源投入時の注意

電源を投入して、これからスイッチを押して試運転しようという時のこと。

「モーター回ってるよ!」

スイッチ周りの配線ミスにより、電源投入すると即動くようになっていたのです。誰もモーター周りで作業していなくてよかった。監視をつけていてよかった。

プラント建設工事では、機械を設置して試運転する時などの電源投入時に、挟まれ・巻き込まれの危険があります。配線ミスなどにより、想定外の機器が動作することがあるからです。

 

ご利用は計画的に 「移動式クレーン」のヒヤリハット

クレーン等を使用するときには、作業計画を定めることが義務付けられています。重量物を扱う作業のため、計画を誤ると大きな事故になる可能性があるからです。そんな、クレーン作業についてのヒヤリハットを紹介します。

 

アスファルトが陥没!傾いた25tラフター

構内道路をラフターという移動式クレーンが走行している時のこと。道路下に埋設管か空洞があったのでしょう。アスファルトが陥没し、クレーンが傾いて走行不能になっていました。

別のクレーンを手配して救出していましたが、移動式クレーンの走行ルートもよく計画しなければなりませんね。怪我人がなくて幸いでした。

 

片足浮いてるよ!想定外の重量

小型移動式クレーンを使用して、1t程度の荷をおろしていた時のこと。ブームを伸ばしていくと、反対側のアウトリガーという車体を安定させるための足が浮きだしたのです。

すぐに声をかけて作業中止。小型移動式クレーンの位置を変えて無事荷降ろししました。

小型移動式クレーンが転倒して死亡したという事故は、全国でたびたび起こっています。法律では、3t未満の移動式クレーンには荷重オーバーのリミッターをつけなくても良いことになっています。最近は自主でリミッターを付けているものも増えてきましたが、古いタイプの小型移動式クレーンを使用するときには、特に重量オーバーに注意しましょう。

 

まとめ

私がこれまでに現場で体験したヒヤリハットを紹介してきました。

現場において、何が危険かを知っておくことは大切です。危険を知ることにより、気をつけようとかこのまま作業しては危ない、ということが意識付けられます。私の体験が、あなたの現場の災害防止に少しでも役立てば幸いです。

安全は現場にはない。あるのは危険だけだ。危険を認識して対策をとるからこそ、仮想の「安全」という状態になるのだ。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

こんな記事もどうぞ

自己啓発の危険性

現場監督という仕事のおもしろさ、難しさ

危険予知活動と心構えの大切さ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プロフィール

詳しいプロフィールはこちら。

はじめまして。かにかま(@kanikama_jikoke)です。

宗教にはまり、自己啓発にもはまり。
教材に200万円費やしたりもしました。

「なぜ宗教や自己啓発にはまるのか」

自身の経験をふまえて、正しい自己啓発とは何かをお伝えします。

よろしくお願いします。