お元気ですか、かにかまです。
かにかまって何?⇒プロフィールはこちら。
こんなことで困っていませんか?
- 子どもの頃からとても忘れっぽい
- 片付けや整理整頓が極端に苦手
- 仕事でミスを繰り返す
- 先延ばしがずっと続いている
- 優先順位をつけられない
- 物やお金・時間等の管理が苦手
これらは
誰しも少しは当てはまるものですが、
その頻度や程度によっては、
仕事や私生活で日常的に
「困り感」
を持つことになります。
そのような
ADHD・ADD傾向があって
困っている人のためのコミュニティ、
『パステル』
に参加してきました。
2回目の参加です。
私は、ADHDだと診断されたり、
薬を飲んでいるわけではありません。
ただ、時々困ることがあるのです。
そんな私が、
ADHD・ADD自助グループに
参加した感想をお伝えします。
「なんとなく困ってて
もしかしてADHDかも……?
でも、病院に行くほどでもないし、
薬飲むのも怖い……」
そんなあなたが
自分自身を理解するきっかけに
なればと思います。
「パステル」とは?
2017年2月から、岡山県で
月1回開催されている
ADHD(注意欠陥多動性障害/注意欠如症)、
ADD(注意欠如症)
の自助グループです。
今回で第15回目の開催となります。
会場は倉敷美観地区にある、
倉敷物語館です。
参加費用は通常の座談会形式だと、
800円です。
パステルの特徴は、
はっきりADHDだと
診断されてない人も
大歓迎なところ。
診断の有無に関わらず、
日常で困っていること
などを安心して話せる場です。
参加した理由
主催者のマンボウさん(@many_sunny_spot)と、
岡山ブログカレッジという
セミナーでお会いしたのが
パステルを知ったきっかけです。
イベントページの内容を見て、
興味を持ちました。
そして調べてみると、
「もしかして……?」
と思ったのです。
ADHDは発達障害の一種で、
発達障害にはいくつか種類があります。
- ASD(自閉症スペクトラム)
- ADHD(注意欠如多動性障害)
- LD(学習障害)
「お前アスペルガーじゃないんか?」
以前、上司から真顔で
言われたことがあります。
アスペルガー症候群は
現在では自閉症スペクトラムと呼ばれる
発達障害の一種です。
- 空気が読めない
- こだわりが強い
- 人の感情や冗談がわからない
というような特徴があります。
あまりにコミュ障な私を
割と本気で心配したのでしょう。
当時は、
うるせ〜〜〜!!
知らね〜〜〜〜!!!
と、思いました。
ADHDと自閉症スペクトラムは
別々の発達障害ですが、
併発している場合が多いそうです。
逆にADHDだけの人はレアだとか。
アスペルガー症候群について
改めて調べてみると
思い当たるところが
いくつかあったんですよね。
保育園を登校拒否
例えば、
保育園に通っていたころ、
一人遊びが大好きでした。
たしかみんなが外で遊んでいた時、
一人、紙粘土で遊んでいて、
「みんなと遊びなさい!」
と怒られた記憶があります。
「なぜみんなと遊ばないといけないのか」
なんとなく
世界の理不尽さを感じた思い出です。
もちろん、
特性が当てはまるからといって、
イコール発達障害だ
ということにはなりません。
診断は専門家にしかできませんし、
日常生活に支障があるか、
というとそこまでではないですから。
ただ、
そういう特性が0ではなさそうな
自分のことを知りたい、
と思ったことが
参加した理由です。
今回の「パステル」のゲスト講師はあーささん
通常は座談会形式での開催ですが、
今回はゲスト講師を招いての開催でした。
ゲスト講師のあーささんは、
- ホームページ「フロンティアADHD」を運営
- ご自身の体験や改善策を漫画にして出版
- 全国での講演
と、幅広く活動されている方です。
以下2冊の本を出版されています。
↑あーささんの体験を書いた本。
すらっすら読めて、
共感できる部分多めでした。
↑「ギャグがうるさい本」
と本人は言っていましたが、
ADHDとは?
発達障害とは?
について面白くかつ分かりやすく
書かれていました。
今回のお話は、
ご自身の体験を通した
ADHDとは?
その特性との付き合い方は?
といった内容でした。
とても聞きやすく
楽しいお話でした。
ちょこっとチャットを使って座談会
講師のお話の後は、
「ちょこっとチャット」
というカードを使って
座談会をしました。
使用したのはグリーン版(社会人向け)
だったのですが、現在在庫切れのようです。
パープルは小学校高学年~
中学生向け。
「ちょこっとチャット」は、
ソーシャルスキルトレーニング(SST)の
教材としても活用されています。
SSTとは、
他人の意見を理解することや、
自分の意見を伝えることといった、
人が社会で生きるための技術訓練です。
「ちょこっとチャット」では、
カード1枚につき
1つの質問が書いてあります。
例えばこんな質問です。
「初めての給料何に使った?」
→「私は高額教材を買いました」
という感じで、
なごやかにお話ししましたよ。
楽しくなければ脳が死ぬ
今回お話を聞いて
いろいろ共感できるところが
あったのですが、一番は
「楽しくなければ脳が死ぬ」
ということです。
思い返してみたら、大学生の頃
心から楽しいと思えていたことはなく、
義務感とか倫理観から
何かと自分を追い立てていました。
当時はまっていた
宗教の影響も大きかったと思います。
「いい人にならなければいけない」
「宗教を広めていかなければならない」
そんな、
本心から楽しめていない
「~しなければならない」
「~べき」
によって行動した結果、
うつになっていました。
今では、
「楽しむ」ということが、
自分にとって大切な価値観となっています。
楽しみ方は人それぞれだと思いますが、
失敗も含めて過程を
もっと楽しんでいこう
と思いました。
人生に失敗はつきものですからね。
自分が発達障害かどうか気になる方へ
発達障害かどうかの
診断を受けるひとつの目安は、
日常生活に支障があるかどうか
だそうです。
どうしても日常生活に困ることが多くて
「心を病みそう」
というのであれば、
専門家の診断を受けてみたらよいのでは
と思います。
「自分の努力不足なんじゃないか」
「自分はだめなやつだ……」
そんな苦しさ、生きづらさの
原因が分かれば
「自分が悪いのではなかった」
と気持ちが楽になるはずです。
ただ、診断を受けるほどではないけど、
なんとなく人と違って辛い、
という方も多いようです。
生活は自分でなんとかなっているのに、
「自分がコミュ障なのは
発達障害だからなんじゃないか?」
とか、私も考えてしまいます。
その一方で、
「でもそう考えるのは
発達障害を言い訳にしたい
だけではないだろうか」
と思ったりもします。
大切なのは、
発達障害かどうかではなく
自分がどうなりたいか
だと思うんですよね。
「自分は発達障害に違いない」
なんて思ってると、
それを証明する事実ばかりが
目につくようになります。
心理学で確証バイアスといいますが、
人は自分の信じたいものを
信じようとするからです。
はっきりと診断が出ているわけではない、
でも人が当たり前にできることが
出来なかったりして
生きづらさを感じている。
そんな自分を受け入れていきましょう。
私もコミュ障な自分の
活かし方を考えていきます。
かにかまの感想
ついつい説教くさい記事に
なってしまいました。
でも、パステルは
楽しい会でしたよ。
守秘義務や、
否定しないという約束事によって
安心して話せる場だと感じました。
「みんなと『当たり前』の
基準が違う気がする」
そんな方はぜひ一度、
参加してみてください。
話してみることで
自分自身の理解が深まりますよ。
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