お元気ですか、かにかまです。
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「ありのままの自分には価値がない」
「存在してはいけない」
「愛されてはいけない」
そんな感情を自己否定感といいます。
あなたは
以下のような生きづらさを
感じていませんか?
- やりたいことが分からない
- はっきり意見を言えない
- 人間関係がうまくいかない
- 食べる時間や寝る時間が無駄に感じる
- 自分を痛めつけてしまう
もし当てはまるものがあるとしたら、
それは自己否定感が原因です。
自己否定感が生きづらさの原因であるなら
早く手放したい
と思うかもしれません。
でもちょっと待ってください。
NLPなどの心理学では、
全ての感情には肯定的な意味がある
ということを前提としています。
それが正しいとするなら、
生きづらさの原因だと考えられる
自己否定感にも
ポジティブな意味があるはずなのです。
生きづらさは手放せばいい、
という単純な話なのでしょうか?
この記事では、
自己否定感との付き合い方
を考えてみます。
自己否定感は快感
生きづらさの原因だと分かっても、
手放せない理由は、
自己否定感が快感だからです。
自己否定感があると、
自分を犠牲にしたり、
痛めつける時にこそ
生きている実感を得られます。
例えば睡眠時間を削って働いている時、
「俺めっちゃ頑張ってるわ〜」
と悦に入ったり、
ロードバイクで山道を上る時、
しんどいだけのはずなのに
自分を追い込んで満足したり。
それは快感と呼んでよいでしょう。
一人でSMプレイを楽しめるのが、
自己否定感です。
自己否定感があるからこそわかる痛みがある
快感だといっても、
自己否定感を抱えているあなたは、
人よりも辛い経験をしてきたことでしょう。
でもその辛さは、
自己否定感を持つ人にしか分かりません。
だからこそ、
あなたが自己否定感と向き合う姿に
勇気をもらえる人はいるはずなのです。
私は普段、現場監督をしています。
仕事の中で、
同僚や職人さんに勇気をもらってきました。
「こんな自分じゃだめだ」
という思いで
必死に仕事をしたり、
休憩時間にも溶接の練習をする姿。
仕事がない時期、
人生の意味を見失ったかのような
顔をしていた人が、
仕事ができた途端、
生き生きと働きだす姿。
自分を追い込みすぎていて、
危うさを感じることもあります。
労働基準法的にも、
安全衛生的にも、
問題はあります。
それでも世の中に価値を残していく
彼らは私にとって、
ヒーローでした。
自己否定感があるからこそ楽しめることがある
平凡な日常に虚しさを感じるあなたは、
きっといろいろな趣味を
やってみたのではないでしょうか。
私も振り返ると、
自己否定感があったからこそ、
長距離走やトライアスロン、筋トレなど
しんどい趣味を持つことができたのだと
思います。
はじめたきっかけは、
自分を追い込んでいないと
生きている実感が得られなかったからです。
でも今は
それらの趣味を楽しめています。
健康にもなれました。
自己否定感が求めるもの
ネガティブな感情を擬人化して、
その望みを聞いてあげることで
自分を傷つけていた感情を味方にする
というワークがあります。
そこで私も、
自己否定感くんに話しかけてみました。
「あなたの本当に望むことは何ですか?」
「それは何のためですか?」
返ってきた答えは、
「他人の幸せ」でした。
- 自分は存在してはいけない
(人が不幸になるから) - 愛されてはいけない
(その人を傷つけるから)
そんな思い込みを持っているのが
私の中の自己否定感くんでした。
自己否定してしまうあなたも、
本当はみんなが幸せになってほしい
と望む、やさしい人のはずです。
でも現実ではそうなっていないから、
「なんで僕の気持ちに
気付いてくれないんだ!ヽ(`Д´)ノ」
と、自己否定感くんが
駄々をこねているのです。
仕方のない子ですよね。
他人を幸せにするまで、
自己否定感くんの駄々は治まりません。
まずは、自己否定感くんの
望みを叶えてあげるよう、
考えてみましょう。
そこで出てくるのは、
「他人の本当の幸せとは何だろう」
という疑問です。
その答えは、
あなたが自己犠牲的になることですか?
そうではないと思います。
また、自己否定感くんの
認知は歪んでいます。
自分が存在するから人が不幸になる
とか、結論の飛躍だし、
誤った自己責任化ですよね。
自己否定感くんの認知を改善すれば、
きっと楽になるはずです。
自己否定感くんとの付き合い方
自己否定感くんとの付き合い方を
書いてきました。
- 一人SMプレイを楽しむ
- 自己否定感に苦しむ人のヒーローになる
- しんどい趣味を楽しむ
- 他人の「本当の幸せ」を考える
- 自己否定感くんの認知を改善する
もしこれらがあなたの役に立ちそうなら、
採用してみてください。
私は怒っています
考えてみれば、
自己否定感は私にとって
長年連れ添ってきた
パートナーのようなものです。
ですが、インターネットなどで調べると
自己否定感は悪
のように書かれていました。
大切な友達を
傷つけられたような気分です。
それに、
自己否定感をなくそうとすればするほど
苦しくなるはずです。
どんな感情であっても
私たちの大切な一部なのですから。
マインドフルネスという心理療法でも、
感情をそのまま受け入れることが大切
といわれています。
感情を認めて受け入れ、
味わっていると、
自然と流れ去っていくという考えです。
あなたも、もし
自己否定感に苦しんでいるなら、
その感情が本当は何を望んでいるのか
自分の心に聞いてみてください。
きっと、
あなたの心強い
「仲間」になってくれますよ。
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