建設現場の運営にも役立つマーケティング本―『究極のセールスマシン』

お元気ですか、かにかまです。
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マーケティングの本って、読んだことありますか?

何かを始める時に大切なのが、以下のような「売る」スキル。

  • セールス
  • マーケティング
  • コピーライティング

そう聞いて本を読み始めたけど、自分の仕事にどう活かせばいいのかわからない。

そんなあなたにおすすめなのが、こちらの本です。

  • ページ数:400
  • 読了時間の目安:2.5時間

建設現場の運営にも役立つ、適応範囲の広い本です。

「もっと上手に仕事が進められないだろうか」

会社員として悩むあなたにも役立つでしょう。

 

『究極のセールスマシン』は基礎を徹底する大切さが分かる本

この本は、12の基本的な戦略を「断固たる規律と決意」をもって徹底しろ、という本です。

目次を紹介します。

  1. 大富豪が実践する時間管理術
  2. トレーニングを習慣化し、業務水準を高める
  3. 効果的なミーティング術
  4. 長期戦略の視点に立つ
  5. 精鋭たちを雇う
  6. 優良な顧客を獲得するテクニック
  7. マーケティングの七つの武器
  8. 百聞は一見にしかず
  9. 最良の顧客を獲得するための細かな演出
  10. 売り込みのテクニック
  11. アフターフォローと関係強化のテクニック
  12. システム、稼働!

1章から3章の内容は、就職して3年ほど経って、部下を持つようになった会社員の方にも十分役立つ内容です。

建設現場においても、

  • 業務を滞らせないための時間管理
  • 安全作業を行わせるためのトレーニング
  • 安全衛生協議会や日常的に行うKYKミーティングの効果アップ

など、活かせる内容となっています。

そして、各項目ごとに「実践トレーニング」として、具体的な行動ステップを紹介しています。

抽象的な概念を、エピソードを交えたり、具体的な行動ステップまで落とし込んでいるので、はじめてマーケティングの本を読む人でも理解しやすいと思います。

 

長期的な戦略の視点に立つ方法

特に分かりやすかったのは、「スタジアムでのセールストーク」という考え方です。

どんな考え方かを紹介します。

イメージしてください。

あなたは大きなスタジアムで、1000人の見込み客の前でプレゼンテーションをする予定です。

どんなタイトルのプレゼンテーション=セールストークをしますか?

聴衆のみなさんは、「興味がなかったら途中で帰るように」と指示されています。

調査によると、何かを買おうと考えている人は1割程度しかいません。もし、プレゼンテーションのタイトルが、「商品の紹介」だったとしたら、9割の人が席を立って帰り始めてしまいます。

だから、プレゼンテーションは「オフィス家具の紹介」ではなく「コストを無駄使いしている理由」というタイトルであるべきです。

ということを、著者は「顧客啓発にもとづくマーケティング」と呼んでいます。

マーケティングの中では基本的な考え方なのかもしれません。

この本の価値観は、基礎を徹底するということ。基本の考え方も、「スタジアムでのセールストーク」というイメージを使うことでより理解しやすくなるものです。

 

まとめ

  • 業績を向上するためには、12の基礎を「断固たる規律と決意」で実行すること
  • 抽象的な考え方も、エピソードなどを用いて具体的に説明している
  • 各項目を読んだ後は、「実践トレーニング」しよう

『究極のセールスマシン』を読んだ後に読みたい本

マーケティングやセールスというのは、商品がもっている潜在的な価値を最大限売り出す手段です。

どれだけマーケティングやセールスを頑張っても、商品の潜在的価値以上には売上を上げられません。

iPhoneとガラケーだったら、やはりiPhoneを売ることのほうが有利です。

つまり、商品力が大切。

ということで、こんな本を読んでみてはいかがでしょうか。

それでは、また。

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